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ガラゴンのケコーン式

場内がワイワイガヤガヤしている最中、新郎・ガラゴンはスタスタと場内に入ってきて、神父さんの待つ台の前へ。いとも簡単に場内へ入ってきちゃうのか？隣のだれすと、「お前（だれす）の時とは違うね」っていう話をした。だれすの場合は、新郎の入場がちゃんとあり、あいつは手足（左なら左手左足）を同時に動かすという、典型的な事をやってのけた。ちなみに、武士の正装時には、片側の手足を同時に動かす歩き方をしたんだよ。裾を踏まないようにね。さて、式の始まり、始まり。新郎が待っているのはこの人。でたー！！新婦・ガラ子、でたー！！こんなに化粧をしたガラ子を見るのは初めて。失礼な書き方になると悪いから、ふざけているつもりじゃないって事を最初に書いておきつつ、写真を説明すると、ガラ子の隣にいるのはガラ子のお父さん。体調が悪いらしく、「今しかない」と行われた式に無事出席。新婦側にとっては、感動の親子バージンロード。あたしらのリラックスとは全く違う世界観。「結婚式なんかつまんない」と暴言を吐いてた事を訂正したい感じ。ちなみに、写りこんでる男はマメン・ＭＢ。式は至って普通。退屈。隣に座っていたガラゴンの会社の社長さんが、ずーっと奥さんにしゃべりかけ、奥さんに「静かにして（怒）」と怒られているのを聴いていた。ウケる。唯一期待していたブチューは、「速報」でもブーたれたけど、ホッペにチューだった。何、それ。式が終わり、あたしは一服を済まし受付の席へ。受付に座っていても（一名を除き）全員来ているため、やることがない。しばらくすると、披露宴会場へ移動を促すアナウンスが会場に流れ、みんなはそっちに行ってしまった。誰もいなくなったエントランス。それから２０分くらい、新婦側の受付と二人でボケーっとしてた。親族との記念撮影を終えた新郎・新婦がこっちに来た。そして、あたしらの目の前を素通りして披露宴会場の方へ去った。それが「速報」時の写真。受付の近くに、モニタールームがあって、スタッフが何やら操作・指示をしてる。別の披露宴の最中らしく、モニターがパチパチとスイッチされてる。カメラワーク以外には、新郎・新婦の表情が思った以上にクローズアップされてたりして、へぇーって感じ。この映像をＤＶＤかなんかにして、式後に見れるようになってんだろね、きっと。後からＭＢと話したんだけど、彼はモニタールームが丸見えになっているのが気に入らないみたいだった。まる見えなのが、やってる雰囲気、仕事してる感出してるって…。「速報」を書いたり、ボケーっとしたのち、全く何もせずに受付から解放された。ご祝儀をまとめた紙袋をロッカーに入れ、ロッカーの鍵は新郎に渡せって事だった。上の階の披露宴会場に行くと、皆さん、ウダウダ大気中。ガラゴンとガラ子は写真撮影に大忙しの様子。人生でこれだけカメラを向けられる事はないんだろうね。ガラゴンの座り方を見てくれる？だらしないの極みだよね（笑）「らしい」って言えばそうなんだけどさ、はは。式の開始もかなり待たされた印象なんだけど、披露宴も同じく待たされた。ガラゴンの弟君・あっちゃんがあっちゃん「これが披露宴なんすか？」と質問してきた。え？何言ってんの？あっちゃん「こんなにダラダラしてるんすか？」いやいやいや、あっちゃん、まだ始まってないんだけど。。。ぎゃはははは。ということで、披露宴の始まり、始まり。入場曲はミスチル。ガラゴン、ミスチルって…。んで、新郎・新婦が着席すると、すぐに司会から両者のプロフィール紹介。次にケーキカット。乾杯はその後。ＭＢ「順番がおかしくないか？」ＭＢがボソっと言ってたけど、定番なんか無いんじゃない？シャンパンでカンパーイー！目の前には和食な料理。ＭＢ「今日は全部食べる」謎の宣言を聞く。謎っていうか、ＭＢは出席する披露宴でいつもろくに食えないからなんだけど。ひと段落した後、ガラゴンの方へ行き、ビールを飲ませる。ほらほらほら、って感じ。勘弁してくれって言われた。わはは。で、一番笑ったのは新婦のお色直し後。新郎が新婦を迎えに、新郎・新婦席からちょうど反対にある壇上へ消えて数分。照明が消え、新郎・新婦の再登場。これはシャッターチャンスの予感。席を離れて撮影に向かった。な、な、なんだー。煙で前が見えないぞー！！！！うぉー！！いたーーー！！！！！スモーク炊きすぎ（笑）ギャハハハハハあたしは携帯だったから二枚だけど、みんなはこれでもかってくらいシャッターを切ってた。フラッシュがバチバチバチって感じ。個人的にはここが一番盛り上がったと思う。で、テーブルに戻ってキャンドル･サービス。 PUSHIMの曲がケーキカットとキャンドルサービスで使われてた。うーん、結婚式にピッタリだ。次は余興の時間。新郎・新婦、双方の来客よりお祝いのコメントだったり、出し物だったりが披露された。我が高校代表には、Ｕ平が選ばれ、直前に知らされた祝辞をしっかりと務めた。一人で壇上に立ち、テレながらも話はまとまってたと思う。良くやったんじゃないかな。あたしじゃ緊張しちゃって、全然ダメだったと思うし。あたし以外もみんな褒めてた。しかーし！ＭＢだけは反応が違う。一人、黙って不機嫌そう。だれす結婚式においての緊張を思い出したのか、ネガティブ・バァイヴスを出しまくり。笑った。おっと、Ｕ平よりコジー達の出し物が先だったか。あたしらの高校の後輩であるガラ子側から、同じくあたしらの後輩であるコジー一派が、「独身卒業式」なる出し物を披露。過去の写真と共に、思い出話と祝いの言葉を添えるという、要するに「写真いじり」なんだけど、会が会だけに泣かしにくるのんだろうね。セ、セーラー服…　あのぉー、うちの学校ってブレザーなんすけど。だれすに詳細を聞いたところ、あの衣装、他の出し物で使った桜坂やっくんのスカートをミニスカに直して使っているらしい。使いまわし…。新郎・新婦のヘン顔写真のオンパレード。主役は楽しんでいる様子。そして、だれすもなぜか興奮気味。お前が興奮してどうする（笑）上映が進むにつれ、出演者の何名かが泣き出し始める。おいおい、やってる連中が泣いてどーすんだよ。壇上から、新郎・新婦席に移動し、いよいよフィナーレ。卒業証書を号泣中の新婦に渡し、拍手・拍手・拍手。そうか、こういうのが号泣を誘うのかぁ…　コジーは可愛い後輩なのでこれ以上は書かない。で、最終演目っていうか、最後の出し物。ガラゴンの地元・中学の出番。ガラゴンの中学は、１～３年生まで「ソーラン節」の大会が行われるくらい、「ソーラン節」に力を入れている学校で、そこの中学校の思い出話となると、必ず「ソーラン節」が出てくる。ガラ子も同じ中学なため、もちろん「ソーラン節」っ子。ガラゴンの地元の連中が結婚した場合、披露宴では毎回「ソーラン節」が披露されているらしい。あたしはガラゴンの頼みで、「ソーラン節」のイントロを長めにループしたデータを作った事がある。それもあって、そこら辺の話はよく知ってる。だから、今回も「ソーラン節」なんだろうなぁって思っていると、小島よしお風の海パン野郎が、会場を飛び跳ねて一周。壇上に戻ると、小島よしおパロディをやり始めた。笑ったのはこれ。「これでもカシオの係長　でもそんなの関係ねぇ！でもそんなの関係ねぇ」あははは。サイコー！！次に出てきたのは、ビリーズ・ブート・キャンプのパロディ。あたしも何名か知り合いがいるんだけど、とにかく普段から面白い奴らなので、安心して見守る事が出来た。ビクトリー！！ビリーが終わり、「はい、どーも～」と司会が彼らをいじる。「ソーラン節」はやらないのかと司会。ガラゴンの仲間「はっぴがない！」司会「あるよ！」ガラゴンの仲間「曲がない。テープがない！」司会「あるよ！」あ～　どっこいしょ～　どっこいしょ～～♪ 流行物のパロディ２連発→「ソーラン節」はやらない→用意してない→スタッフが用意してあるっていう、完全な「仕込み」なんだけど、かなり盛り上がった。彼らには主役クラスの拍手が飛んだ。結婚式とかやり慣れてんのよね。凄すぎ。んで次。「ブーケトス」じゃなくて「ブーケプル」が行われた。ブーケプルっていうのは、何本かあるリボンを来客の女子達が一本選んで引っ張る。その中の一本がブーケに繋がっているという演出のこと。投げるよりいいなって思ったけど、これは結構ポピュラーな演出みたいだね。あたしは初めて見たし、全然知らなかった。で、「ブーケ・プル」にコジーが参加したので、ＭＢと「当たれー」って叫んで笑った。だれすは苦笑い。わかる人にはわかる笑い所。当たったのはコジーの隣の子だった。おしぃー！！！（その時のだれす・ヘン顔）んで、花束贈呈とか締めの一言とか、定番が無事に済んでいき、お疲れ様でしたーって感じに披露宴は終わった。退席の時、ガラゴンに「二次会は来ないの？」って言われて、「行かない」って答えたのが申し訳ないなって思うところ。夜は、Ｋ子と待ち合わせして、台風の中、お疲れーって事でメキシコ料理を食べに行った。お客さんは、終始あたしらだけ。売り上げはあたしらの分だけっていう…。さて、次は誰が結婚するんだしょ。