車の前で写真を取られる花婿花嫁。
あたしの旅、5日目。マメン・亀の結婚式。実にめでたい。
ホテルから登場した新郎・新婦と挨拶を交わすと、2人は参加者にワキャー言われながら迎えの車に向かった。あ、やっぱりリムジンに乗るのか。なんて派手な演出。少しバカっぽいけど、まぁ、亀の趣味なんだろうからいいと思う。こういう時しか乗れないし。自分でオーダーするのは恥ずかしいので、同乗させてもらいたかった。
まゆちゃんは実に楽しそうだ。
新郎新婦だけリムジンで式場へ。ここからチャリンコで10分くらいの場所まで、このリムジンで移動するっていうのはどうなんだろう。海沿いでも走ってくればいいのに。
んで、2人を見送った後、親族の人達はタクシーで式場へ。あたしはチャリンコで。チャリンコで行きますと亀のお父さんに伝えたら、「えっ」って顔をされた。まぁ、そうか。
亀のお父さんは、小学生時代と中学生時代にお世話になった。小学校の頃は、野球チームで野球を教えてもらってた。たぶん息子のチームなのと、監督と知り合いなのが重なってコーチをやってたんだと思う。内情はよく知らないんだけど、よく練習を見てもらった。お父さんにしてみれば、あたしはヘタクソだったし、プレーヤーとしてのあたしは記憶に無いかもしれない。
バスケ部に入った中学生時代は、OBがコーチってことで、コーチの同級生やバスケ仲間がよく教えに来てた。そのコーチの同級生が亀のお父さんで、練習に顔を出す時がよくあった。もう二度とやりたくない地獄の練習ばかり思い出すけど、こうやって思い返してみると、バスケにもお父さんは来てたんだなぁ。
亀のお母さんもよく知ってる。久しぶりに会ったけど、昔とあんまり変わってない。
亀の妹・マアタンは、小学生以来で、大きくなってビックリした。もう25歳だって言ってて、「うそー」と声に出しちゃった。亀の後ろをウロウロしてた可愛らしい子だったのに…
(帰国後、ガーリックM氏に写真を見せたら、M氏も「マアタン!」と驚いてた。)
チャリンコで式場へ。革靴だと運転しづらい。
式場到着。チャリンコの止めるところが無かったので、適当な場所を見つけてロックした。
到着後、式場の隣にある建物に入り、皆さんがいそうな二階へ。亀の前に、アジア系の人々の式が行われていて、そのグループの子供達が、ワーキャー騒いでた。
「しゃらっぷ!!」
と言いたかったけど、黙って隅っこに座ってジッとしてた。
居心地が悪かったわけじゃないけど、ジッと出来なくてウロウロ。二階の窓から式場前を撮影。このくらいいると、式っぽくなるなぁ。
式場を紹介する時に使うっぽいパネル。カメラの位置を考えると、そっちに高い建物が立っていないから、クレーンか何かの撮影なんだと思う。
こういうのを見ると、女子は夢見ちゃうのかね。
式の進行をサポートする日本人スタッフが挨拶に来た。女性も男性も、スタッフは日本人。日本人用のスタッフなのかな。それとも違うのかな。その辺は不明。
説明を軽く受けた後、ボランティアによって作られた「レイ」の紹介があり、「新郎新婦にサプライズはどうですか」と、レイを渡すサプライズを提案された。
あたしは、まゆちゃんにレイをプレゼントしたかったんだけど、レイに関して知識不足だったので購入してこなかった。これはいいチャンスだ!と思って、亀の分とまゆちゃんの分を買おうとした。それを発言しようとしたら、まゆちゃんの親族の方々が買うと言い出したので、亀の分はあたしが買いたい!
「はい!俺、買いたいんですけど!!」
と急いで挙手。亀のお父さんに「ありがとう」と言われた。でしゃばってすみません。
スタッフによると、「レイは代表が首にかけてあげてください」と説明してる。あ、それはなんか気持ちが悪い。あたしがアイツにかけてやるのか…。
そろそろ亀達が到着するらしい。っていうか、もう着いてるんじゃなかったんだ。あたしは、てっきりもう到着していて、どっかの部屋で待機してるもんだと思ってた。なんだ、違うのか。
ということで、外に出て亀達の登場を待った。
タバコを吸いながら待機していると、まゆちゃんのお父さんに「よっちゃん(亀)のお友達は、こちらに住んでいるの?」と。挨拶以外の初絡みがそれっすか!チャリンコで連想するのは辞めて下さい(笑)
新郎新婦の登場。
リムジンを楽しむ時間は割りとあったらしい。そうだよな、ホテルから直行じゃ近すぎるもんな。
カメラマンに何枚もパシャパシャ撮られてる。サンプル用のパネルが展示されてた部屋に、DVD付きの写真集が置いてあったので、こいつらもそういう本が手渡されるんだろう。たしか日本でもそういうサービスが普通になってるはず。その本用に沢山撮ってるっぽい。
風が強い日で、まゆちゃんのほっかむりがなびいて大変そう。
アジア系のカメラマンが「ハイ、コチマース」「ハイ、コッチー」と言うのが何かおかしい。
新郎新婦は式のリハーサルをしに式場へ。あたし達は隣の建物で待機。式が終わるまで新郎新婦を見かけない方が、こっちとしては気分が同調しやすいんだけど、そうも言ってらんないのか、スタッフに先導されるがまま。
んでもって、最高にめんどくさそうだ、結婚式ってやっぱり。
スタッフが呼びに来て、いよいよ式場へ。式場の前で、新郎側と新婦側に分かれ、一列に並ぶ。
正面
新婦側 新郎側
父・母 父・母
姉達 妹
友人 あたし
中に入ってから、着席はこんな感じ。人少なすぎ。
前方には、神父さん、伴奏者、歌手。
まず、亀が登場。次に、まゆちゃん。まゆちゃんのお父さんは、娘を送るのが2回目ってことで、全然緊張していなかった。新婦が新郎の横につくまではお父さんの仕事なので、それを指示されると「あ、俺か」みたいな。
新郎新婦が揃って、式は淡々と進んでいく。神父さんが外人なので、日本語のイントネーションがどうしても妙。それに釣られて、亀が妙なイントネーションで宣誓を行ってしまい、笑いを堪えるのが大変だった。マアタンも堪えるのが大変だったみたいで、肩をプルプルさせてた。厳かなっていうの?そういう雰囲気は一気にぶっ飛んだって感じ。亀らしくていいかも。
そう言えば、式場は神聖な場所なので、カメラの撮影が一切禁止だった。日本で参加した何個かの式では、全て撮影がOKだったけど、あそこはただの飾りで神聖な物じゃないのかな。それともこっちの演出か?プロは撮っていいんだもんな。
「ユニティサンドセレモニー」
二つの砂を一つのグラスに同時に注ぎあうことにより、新郎新婦の個々の気持ちを一つに統合し、今後の結婚せいかつの約束調和を象徴するセレモニーです。
↑こんなセレモニーなんかもあって、アベマリアも聞いた。いい曲だよなぁ。
式が終わって、まずあたし達の退場。入り口に並ばされて、フラワー・シャワーの花を渡される。
んで、ここで「レイ」のサプライズ・プレゼント。
スタッフ
「代表者はレイをかけた後、ハグしてあげて下さい」
ハ、ハグ!!
そんなの聞いてないよ、握手でよくね?抱き合った事なんて無いんだけど…
マアタンは抱き合った瞬間を撮れなかったらしい。まぁいいよ、そんなの気持ちが悪い。
写真は、レイをかけた後、どうハグするか、一瞬ためらってるあたしと亀。
みんなで「アロハー」
式の後は、カメラ撮影。
携帯で撮影したのはあたしだけ。元の写真は真っ黒だったけど、加工すれば見れる写真になる。フォトショップ様々。
次はケーキカット。こちらもほとんど撮影用。
ケーキが、かわいいか、そうじゃないかはどうでもいい。なぜ初の共同作業がケーキカットなんだろか。
まずはシャンパンで乾杯。酒の飲めない亀がグラスをイッキ飲み。
えっ!!
一同全員が驚いた。あたしは酔っ払ってしまえ!と本気で思っていたのでニヤニヤしたが、
亀
「アルコール入ってないよ」
一同
「なんだ~」
「wwwww」
「氏ねぇ~~~」(←あたし)
次に、ケーキの食べさせ合い。これも結婚式での恒例イベントみたいだけど意味不明。
この行為をただ見守るだけっていう。
あたし
「がっつり行け!!」(ほとんどヤジ)
気の済むまでやってくれ。
っていうか、この写真だと、あたし達があげた「レイ」がよく見える。「ABCストアに売ってる物とは比べ物になりません。」とは、スタッフの説明通りだ。帰国後も部屋に飾ったり出来るので、プレゼントとしては最高。完成度の高さに、あたしも欲しくなったくらい。
まゆちゃんは、事前のドレス試着の時、かなりドレスがきつかったらしく、「あまり食べないで下さい。」と言われたらしい。言われた直後、あたしらと焼き肉に言ってるんだから、助言は無駄だったってことになる。けど、ちゃんと入ってるし大丈夫だ。
友達のチューよりも、亀の左手の感触が超気になるところ。
左の人はサッパリしちゃった人。右の人は、ちょっとあるのでサッパリ出来ない人。
もろもろのイベントと撮影を終えて、次は会食。
少人数だからこそ出来る、この余裕のあるスペース。主役とも近い。
こちらは「ユニティサンドセレモニー」で作られた砂の容器。圧倒的にまゆちゃん(白)の占領地域が多く、みんなはそれを意味深く捉え「ふむふむ」って感じ。亀のお父さんは「ここがこうグイっと入ってて」と最後まで感心してたっけ。亀のお父さんは、趣味で絵を描くくらいなので、こういった物に興味があるのもうなずける。結婚のお祝いに、一枚絵を描くって約束したそうで、「どういう風にしようかなぁ」と頭を抱えていたのも印象的。
準備が整い、新郎新婦の登場。
乾杯の挨拶を亀が行って、シャンパンで乾杯。やっと酒が飲める。ピンクのモエ・シャンドン、やはり美味い。モエが一番好きだ。
『生ハムのストロー仕立てと旬のフルーツ
クレソンとマウイ産オニオンのサラダ添え パパイヤのヴィネグレットソース』
スタッフの説明によると、ハワイ産のクレソンやオニオンは苦味がなく、とても美味しいとのこと。あたしはあの苦味が美味しいと思ってるのに。ただの葉っぱじゃねーかよ。と思って食ったら、美味しかった。負けた~。
悪いけど、ハムとフルーツの高級感は、下町育ちには一切意味不明。アペタイザーからステーキにしてくんね?
『バジル風味のピストゥースープ
市場より入荷の鮮魚と帆立貝柱のポワレ 海苔とスパム入りクスクス添え
パセリとガーリックのブイヨンソース』
美味しかったけど、酒飲んでるのにスープっていうのが、ちょっとね。
ビールやシャンパンをクイクイ飲んでいると、スタッフがすぐに注いでくれる。ワインも開けてもらったとこ。
『シェフのサービス料理』
京都出身のシェフによるサービス料理。梅風味のおこわ。
テーブルに飾ってあった2匹のカメの人形。会食中の会話によると、まゆちゃんのお母さんが作った物だそうで、素人の趣味レベルでなく完成度に驚かされた。おべっかじゃなくて、まじで「これ、すごいっすよ。」と言葉をかけてちゃうくらい。
亀の苗字と、ハワイと言えばカメ(アクセサリーなら魔よけの意味があったりと)ってことで、この人形には二つの意味があり、とってもナイスな人形。まゆちゃんのお母さん、グッジョブ!!
カメの甲羅部分には名前が入っている。っていうか、甲羅の再現の仕方がハンパねぇー。ワインが進む~!!
まゆちゃんのお母さんをベタ褒めする時間はまだまだ続く。
これも手作り。まじですげー!!!
パネルの下部分の教会の刺繍。これ、この式場になってんの。パンフレットに映ってる式場の写真を元に、絵を起こしてから作ったんだって。手間のかかり具合がハンパねぇー。
亀のお父さんから絵が、まゆちゃんのお母さんからはこれらが。一生物が揃うんだなぁ。
『牛フィレ肉のロースト ポテトのピューレに飾った旬の茸のフリカッセと温野菜添え ポルト酒風味のソース』
肉!!文句無し!!美味かった!!
スタッフがじゃんじゃんついでくれるので、勝手に飲んでいると、亀が近寄ってきて「酒は持ち込みだから、そんなに飲むなよw」と。「わ、わかった」と言ったけど、ついつい飲んでしまい、全部飲んでしまった…。まずい…。次がデザートで良かった。あたしだけじゃないぞ、隣のマアタンもついつい飲んじゃってたぞ!!
まゆちゃんが一緒に写真を撮ろうと言ってくれた。テレたあたしが放った下劣な一言。
あたし
「おっぱいがあたってる~~」
亀のお父さんがタバコを吸いに外へ出たのでついていくと、お父さんはタバコを吸いながら亀の事を話し始めた。亀が読むんだ場合を考えて、そこは伏せておくけど、とにかく「やっと落ち着くのかな」ということだった。亀については、あたしもいろいろ知っている方なので、「そうですねぇ~」と同調した。
んで、お父さんから夜の予定を聞かれ、暇ですというと、一緒に飯でもとお誘いを受けた。式の後は、予定がどうなるのかわからないので何も決めて無かった。なので、お誘いを嬉しく思い即答で「ご一緒させて頂きます。」と告げた。最後の夜は1人っきりじゃないらしい。
式が無事に終わり、その場で解散。チャリンコでひとまずホテルに帰る。
ちなみに、式場スタッフにも「こちらにお住まいなんですか?」と聞かれた。現地人だって言われてもわからないそうな。まじかよ。
あたしがほぼ毎日通っていたチャリンコ専用道路。ワイキキのビーチ沿いを通って帰るより、専用道路の方が走りやすい。
ホテルへ帰って、シャワーして、着替えて表へ。
もう一度ワイキキに行き、「88tees」で弟のTシャツを買った。何気に「88tees」では沢山買い物をしたな。人のプレゼントばっかりだけど。
式の引き出物がクッキーで、あたしは亀にそのお店の場所を教えてもらっていた。亀のオススメクッキー。なので、お土産はそれにしようと思い、店に行って大量購入。うげー、これは荷物だ。お土産ファッキュー!
アラモアナも最後に行っておきたくて、チャリンコ爆走。すると、亀から電話があり、お父さん達はこれからアラモアナに行くらしいので、集合時間を変更してくれってことだった。亀とまゆちゃんは家族とは別行動、夜も同席しないらしい。まぁ、式の後だし、そっか。
予定の変更は全然問題なくて、っていうか、あたしも同じ場所にいるんだけど、その事は伝えなかった。亀は、あたしが断りきれず食事に参加するんじゃないかと心配していたが、逆に、あたしなんかは邪魔なんじゃないの?とあたしは思ってた。気を使い合うのってめんどくさい。
旅の最後、アラモアナに来たかった理由がここ。
へへへ、ほとんど毎日食べてたな。
チキン・ウイング!! ステーキの3つ横、最高に気に入ってた。
最後のウイング充電を終えて、ホテルに帰り、「マックス・レンタル」にてチャリンコを返却。
あたし
「ハワイに来る機会があれば、また借りに来ます。」
店員
「ぜひ」
部屋に戻ってからは、荷造り。ハンパじゃない量の荷物を二つのバッグに詰め込む。
うおりゃぁ~~~
長期滞在は荷物が増えそうだから、次回はちゃんとしたバッグを買うべきかも。リモアかなぁ、やっぱり。ベイプの高級バッグもいいんだよなぁ。
戦友たち。
荷造りで出たゴミ。
K子にプレゼントするつもりのTシャツ。文字はビーズで作られいる。
バッグのデザインもなかなかいい。
部屋をチェックし、忘れ物が無いかの確認。この荷物を持って、最後のステーキは食べれないだろうなぁ。時間的に余裕があれば、食べに行きたいんだけど。んー。チキン・ウイングともさよならか。あぁ~、日本でも食べられたらなぁ。
よし、そろそろ時間だ。
ホテルから午前中に集合した場所へ徒歩。あたしんちから歌広場くらいの距離かな(わかる人用)。時間通りに着いたけど、どこにもいないのでアラモアナで時間を食ってるかなと思った。
10分ほど待っていると、電話がかかってきて、今から行きますとのこと。
けど、待っても待っても来ない。また電話がかかってきた。あれ?
なんと亀の家族が泊まっているのは、ここじゃなかった。そうか、そうだったのか…ちゃんと集合場所を伝えておくんだった。あたしは「朝集合した場所で」という意味で、ホテルの下がわかりやすいのではと提案していた。それが食い違って、亀の家族が泊まっているホテルと勘違いを。申し訳なくなっていると、また電話。ホテルに着いたけど、あたしが見当たらないらしい。周りをキョロキョロしても、それらしき人が見当たらない。どうやら違う場所にいるらしい。探させるのは申し訳ないので、今いる場所を聞き、ダッシュでそこへ向かった。この辺はあたしの方が詳しいはずだし。
やっと合流が出来て、ステーキを食べに行こうと言われた。
おぉ、お父さん、いやお父様、今夜は最高の夜が過ごせそうです。わたくし、ちゃんとしたレストランは未体験でございます。
まゆちゃんの家族もいるのかと思ったら、別行動らしい。あたしは俄然やりやすいのでちょっと安心。
ワイキキ・ビーチ沿いのレストランへ入店。1人1品づつ注文し、それをみんなでつつこうということで、思い思いの品を注文。赤ワインを注文しようということで、お父さんがワインを選択。英語と日本語のメニューに戸惑いながらも、頑張って注文してくれているので、大人しく見守っていた。
ワインが来た。あぁ、白じゃん。ノーノーノー。レェーッドを持ってきてと伝えて、仕切りなおしの乾杯。店員はカルフォルニアだって言われたから、それを持ってきたつもりなんだろうけど、お父さんは赤ワインを注文していて、その辺が食い違ったみたい。来た物をしょうがなく受け取っちゃってたかもだけど、あたしがいるんだから、その辺は絶対にさせませんよ!!
どんどん運ばれてくる料理で、テーブルはすぐに埋まった。お父さんはお酒が大好きなので、ピッチも早く、あたしが普通に飲んでも浮いてない。亀の妹・マアタンも飲めるらしく、ワインをどんどん飲んでた。
雑談中、K子の話になってビックリした。中学生の頃、亀とK子は付き合っていたので、K子の事は知っているだろうけど、まさかあたしが付き合っているのを報告されていたとは…。知られてても事実なんだから別にどうってことじゃないんだけど、知ってる事にビックリした。K子を驚くだろうなぁ。まぁ、「ハワイなんか行かないよ」と拒絶してくれたおかげで、楽しい旅になったわけだし、あいつがここにいない事は勘弁してやろうと思う。たしかに、結婚してるわけでもないのに、彼氏の友達の式に参加しろっていうのは、むちゃだったのかもなぁ。そこら辺、ものすごく頑な所があって、シンパシーを感じる。だけど、MBの式はそうも言ってらんないぞ。嫁候補Y子さんとも仲がいいわけだし、参加を拒否するわけにはいかないんだ。MBの話はもうすでに話し合いが始まっている。結婚することが決まったわけじゃないんだけど。
亀のお父さんは、あたしと飲める事が嬉しいらしく、いろいろな話をしてくれた。小学校時代の話やバスケの話、バスケのコーチの話も出てた。長い付き合いの友達がいるっていうのは、本当に貴重なんだっていう話も、近所の同級生が結婚したとか、どこに行ってるだとかの話をワイワイ話した。
気がつくと、ワインは4本目。最後のワインは結構高めだったけど、マアタンが「飲みたい!」とのことでゴーサインが出た。お母さんは全く飲まないので、1人1本は飲んでいる計算。うーむ、うまいワインはまだまだいける感じ。
お酒が進んで、亀の家族の話がどんどん出てきて、これは聞いて良かったのか?という話もあった。ゲラゲラ笑っちゃったけど、まぁ、明るい家族っていうのはいいもんだよなぁ。
4本目も空いたので、会計の時間。たっぷり支払うつもりで、現金を下ろしてきた。が、なんとご馳走してくれるという。ちょ、ちょっと待って下さい、お父さん、それにしては高すぎます…。
レシートをチラっと見たが、400ドル以上はいってたと思う。ちゃんとチップ込みになっていたけど、た、高い…。急に酔いが醒めた。マアタンは完全に酔っているように見えていたけど、まだ飲みたいらしく、亀と合流しようって話に。あいつらもワイキキで食事中だっていう。飲まない亀に付き合って、酒が飲みたいのにまゆちゃんは我慢しているはずだ。それは丁度いいと思って、マアタンと亀の所へ行く事にした。
亀のお父さんとお母さんをホテルまでお見送り。お父さんは酔ってないって言ってたけど、かなり上機嫌の様子。泥酔する方だと知っているので、これ以上は飲ませちゃダメだってレストランではヒヤヒヤしてたのがホントのとこ。嬉しくて飲みすぎちゃうっていうのは誰にもある事。
お見送り後、亀のいる場所へマアタンと移動。夜のワイキキは週末ってこともあって、大盛り上がり。女子には少し怖いかも。
で、亀のいるっていうレストランに着く。あれ?どっかで…
あたしらがいたレストランの隣の店で飯を食ってるらしい。なんだ、隣かよ!!
亀に電話をすると、マアタンは明日の朝からスケジュールがあって、あんまり引っ張り回さないでくれと言われた。言われたっていうか、勘弁してくれよって感じのお叱りが。全く妹の事は昔から過保護なんだから!!もう25歳のレイディですよ!!意思を尊重してやったらどうなんですか!!
だけど、あたしみたいな酔っ払いの付き合いをさせるのは、兄として大変な心配なんだろうとも思い、じゃぁ、今夜はお開きにしましょってことで解散することにした。亀が門限を決めやがって、その時間が後1時間も無かったんだよね。
あたしは夜のワイキキの、みんながワイワイやってるバーか何かに行きたかった。みんなで酒をワイワイ飲む。それがやりたかったけど、それは地元でやるしかないらしい。まぁ、しょうがない。
マアタンをホテルに送ろうと思ったら、店の前だしお兄ちゃん達に会って行きたいということで、マアタンを店に行かせてあたしは下で待ってる事にした。お兄ちゃんが過保護なら、妹はブラコンなのか、と。そう言えば、亀のお父さんは「こいつ(マアタン)は俺よりあいつ(亀)になついてる」って言ってたっけ。残念、お父さんw
しばらく待っていると、マアタンは亀達と降りてきた。丁度帰る頃だったか。「妹は俺が送っていくから、お前は寝坊しないように帰れ」と言われる。帰れとはなんだ、帰れとは(←そういう風には言ってないよ)
その場で解散。ホテルまでフラフラ帰る。
ずっと気になっていたホテルのバーが目に入る。なにやらパンキーな音が聞こえてきて、中は大盛況の様子。よーし、最後の夜だ、1人でチャレンジしてやろうじゃないの。一度帰って熱いシャワーを浴びよう。飲み物はビールに限定して、深酒はやめよう。金もまだあるし、大丈夫だ。
いざ、バーへ。最後の夜がここから始まるのだったー!!!わはははーーー!!!
つづく。
トニーローマ
↑幕張に店があるらしい!!来週行けるじゃんか!!!MBに相談しよう、そうしよう。
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お褒めでも苦情でも、何でも受け付けているので今後もよろしくお願いします。
尚、「WEB拍手」の方も愛着があるので、
見栄えは悪いですがしばらくこのまま残しておこうと思っています。
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