昨日、ビデオ録画を忘れてたけど、生で見れたので感想を少々。
フジテレビで始まったアニメ「墓場鬼太郎」。これって子供に見せたら泣いちゃうよ。
鬼太郎
「人間って面白いですね。ケケケケケ( ̄д||||)」
みたいなね。
まずは、公式サイトをどーぞ。
何、これ…………っていう。「墓場の鬼太郎」を知らないとそうなるのが普通。
一般的に知られている鬼太郎っていうのが、どうなのかっていうのが問題なんだと思うけど、鬼太郎の歴史はかなり長くて、バリエーションも様々。今日はそれについて、ダラダラ紹介してみましょうか(人の力を借りてねw)
ドラえもんが原作だと少し意地悪だったりするように、長く連載されたりアニメ化されるとキャラの設定が変わるなんてことはよくあるけど、鬼太郎の場合は「えーん、こんなの鬼太郎じゃないよー」と子供が泣いちゃうくらい初期の鬼太郎は怖い。そして、
こちらに紹介されているように、
1933年から1935年頃にかけて、民話の『子育て幽霊』を脚色した、伊藤正美作の富士会の『ハカバキタロー(墓場奇太郎)』という、『黄金バット *1 』をも凌いだ人気の紙芝居が存在した。1954年、紙芝居の貸し元である阪神画劇社と紙芝居作者として契約していた水木のところに、同社社長・鈴木勝丸にそれを題材にした作品を描くように勧められた(加太こうじによると加太が『ハカバキタロー』の話を水木にしたという)。作者承諾の上で、水木はオリジナルの紙芝居『蛇人』『空手鬼太郎』『ガロア』『幽霊の手』の4作を仕立てた。これが鬼太郎シリーズの原点である。
元々「ハカバキタロー」というネタがあったっていうのは、ほとんど知られてないと思う。んで、アニメ版で育った世代なんかからすると、
その後、貸本漫画家に転身した水木は、1959年に兎月書房発行の怪奇短編マンガ誌『妖奇伝』に「幽霊一家」を発表。現在の鬼太郎の基礎が定まった。この時期の鬼太郎はまだ人間の味方ではなく、関わった人々に怪奇な結末をもたらす不吉な少年というモチーフで、この路線は後年楳図かずおが発表した『猫目小僧』などに継承されている。『妖奇伝』第2号では第2作「墓場鬼太郎」を掲載するも、一般には全く人気が出ず廃刊となる。だが鬼太郎シリーズは熱心な読者からのファンレターがあり、1960年に同じく兎月書房から『墓場鬼太郎』と題した怪奇短編マンガ誌にて、「地獄の片道切符」(第1巻)「下宿屋」(第2巻)「あう時はいつも死人」(第3巻)などのシリーズ諸作が発表された。ちなみに「下宿屋」でねずみ男がシリーズに初登場している。
全く人気が出なかった作品だったとは想像し難い。でも、「墓場鬼太郎」の公式サイトを覗いた後だと、あの鬼太郎に人気があったとは思えないでしょ。しかもさ、
この時期の鬼太郎はまだ人間の味方ではなく、関わった人々に怪奇な結末をもたらす不吉な少年というモチーフ
「魔太郎がくる」とか「笑ゥせぇるすまん」なんかのブラック・ユーモアとは違って、いきなり地獄に連れてったりするからね(「墓場鬼太郎第一話」)。それも育ての親をですよ!!
鬼太郎( ̄д||||)
「だから人間は行けないって言ったのに」
目玉の親父(●)
「人間は好奇心が旺盛なのじゃ」
こんな会話を淡々とする。墓場鬼太郎、恐るべし!!
あたしのよく見たアニメ版の鬼太郎ならさ、
鬼太郎(`▽||||)
「ゆめこちゃん、それを触っちゃだめだー!!」
目玉の親父(●)
「鬼太郎!!」
鬼太郎
「はい、とうさん」
とか言って、大活躍してくれんだけどね。
あたしが他に知ってる鬼太郎も、かなり人間よりで「コミックボンボン」に連載されてたくらいが一番古い鬼太郎なんだけど、調べてみたら、このバージョンを読みたくなったんだよね。
少年サンデーでの連載の終了後は、1976年に双葉社の少年アクションに『鬼太郎の世界おばけ旅行』で諸外国で冒険する鬼太郎の活躍を描いた。1977年には週刊実話にて、鬼太郎一連の原作でも最も特異な、大人向けの『続ゲゲゲの鬼太郎』『新ゲゲゲの鬼太郎 スポーツ狂時代』『新ゲゲゲの鬼太郎』が連載される。青年となった鬼太郎の物語で、チャンチャンコをやめて縞模様のセーターを着た鬼太郎の容姿もさることながら、酒や煙草、色事に目を眩ませる怠惰ぶりや、堕落して酒浸りなうえ卑猥になった目玉のおやじなど、少年誌でヒーロー化したキャラクターが大胆に変更されたところが特徴。全般に卑猥な性表現が多い。さらに鬼太郎が野球や相撲へ挑戦していくなどの作風は、少年誌の制約から解放された水木の奔放さが出たエピソード群となった。そもそもヒーローでは無かった貸本時代への先祖帰りともとれる。こうした内容から波紋を呼んだ問題作の『続』だが、際どい内容は少々ありつつ、少年誌時代に立ち戻った『新』を執筆しており、『続』は水木自身の楽屋落ちといった位置づけで見られることが多い。なお『続』以降の週刊実話での作品は『その後のゲゲゲの鬼太郎』というタイトルで文庫化されている。
「縞模様のセーター」の鬼太郎で「酒や煙草、色事に目を眩ませる怠惰ぶり」だなんて想像し難いしさ。主人公が大人になったバージョンの「オバケのQ太郎」 *2 を読んだ時の衝撃を受けるかも。
んで、鬼太郎の左目が無い理由も書いてあると思うけどさ、アニメ「墓場鬼太郎」では墓石にぶつけて左目を失う設定になってんの。
っていうか、ウィキペディア、相変わらず凄いね。
鬼太郎にはホント驚かされるけど、目玉の親父が目玉になる前の姿がしょぼい妖怪(設定でいうと幽霊族)だったのもショックだった。目玉の親父の姿になってからは、お馴染みの声優さんになるっていう所は外してなかったけど。目玉の親父といえばあの声だよね。ちなみに、鬼太郎もお馴染み「オッス!オラ悟空!」。
「墓場鬼太郎」の主題歌は、電気グルーヴ。最高です!!
こちらは、2月14日発売予定。電気のアルバムも期待してまーす!んで、エンディングはショコタンでつ。
あ、あった…。早いなぁ、ゆーつべは。
という感じで、鬼太郎をフューチャーしてみたんだけど、アニメ「墓場鬼太郎」の感想を最後に。
「墓場鬼太郎」は、とにかく作画が素晴らしい!!木曜のフジテレビは、「ハチミツとクローバー」や「もやしもん」を大ヒットさせたけど、その流れに逆らうように「墓場鬼太郎」を持ってくるセンスは拍手もの *3 。
来週は、原作通りだと「ねずみ男」が登場するみたいだね。ちぇき!
っていうか、(●) ←これ、なかなかよくね?w
以上。
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