EGOTOPIA

ちょ、ちょっとー、これ見てよ。
My men MBから本をもらったんだけどさー。

「座敷女」はあたしがMBに貸してたやつで、MBはそれを返すついでに、おススメの本といらない本をもってきたの。

あたし
「バトル・ロワイヤル…　これ、面白いの？」

MB
「んー、読み物じゃないな」

あたし
「面白くないんじゃん…いらねぇｗ」

MB
「読まないなら捨てていいからさ」

あたし
「こ、これは…」

MB
「銀河鉄道９９９」

あたし
「お！」

MB
「の一巻」

あたし
「い、いらねぇ
一巻だけはいらねぇー。ぎゃははは」

MB
「あとさ、“モンスター”の小説」

あたし
「これか、おススメっていうのは」

（右下の本）これ、浦沢直樹「Monster」を読み終えた人じゃないとついていけない小説。

元はこれ ^*1 。

Monster (1)
浦沢 直樹

で、もらった本はこれ。

もうひとつのMONSTER―The investigative report (Big comics special)
ヴェルナー・ヴェーバー 浦沢 直樹 長崎 尚志

まだ読んでる最中だからなんとも言えないけど、「Monster」の主要人物が出てきて、なかなかスラスラ読めちゃう構成。ただ、後半部分は難解だって、本の帯に書いてある…本編もわっかりにくい所がこの作品の面白いところ。いいか悪いかわかんないけど、引き継いじゃってる感じ。カリスマだとか、洗脳だとか、人間の怖さとか、そういうのを考えるのが好きな人は、絵より文字で物語を綴ったこっちの方がいいかも。MBの感想は「あの終わり方は納得出来ない」そーだけど。

ちなみに、あたしがMBに貸した「座敷女」っていう本（左上）は、悪趣味な漫画でジャンルはホラー。これ、「ストーカー物」とか「都市伝説物」だって言われてるけど、「ストーカー」なんて、当時はそういう単語が広まってなかったなかったよなっていう。
実はこれ、文化祭の出し物として舞台化したんだよね、あたしが監督兼脚本で。練習をほとんどしないでぶっつけ本番だったから、みんな超へったくそだったけど、思い出のある漫画なのでしたー。

座敷女
望月 峯太郎

ちなみに、ちなみに、MB君が舞台で演じたのは、ストーカー女にツバを吐かれスカートをナイフで切られる女子高生の役。「なにこれー」って爆笑ものでした。

CD 座敷女

（CDも出てるっていう…　音で聴くと怖いんだろうね…）

ストーカー物って言えば、これを見てない人は映像が古く感じる前に見とけっ！！

PERFECT BLUE
岩男潤子 松本梨香 辻親八

キャラクター・デザインは江口寿史氏！さいこー！！ ^*2

で、先週「WEB拍手」にこんな質問をもらいました。
（上はつまり、無理やりこの質問に連結してみるの巻）

「オミカさんって本を読む時間はありますか？漫画は好きだとわかりますが、小説などは読まれます？」

あたしさ、小説って読まないんだよね。グダグダな文を書いてるあたりから、それはわかってくれると思うけど。だけどもだけど♪たまには読むよ。超短いやつね。ショートショートっていうらしいんだけどさ、５ページで終わるやつとか。多くて２０ページくらい？登場人物が全部ね、Ｎ氏とかって記号なわけ。

午後の恐竜 (新潮文庫)
星 新一

星新一先生。

かなり有名だと思うから、質問をくれた匿名さんも知ってると思う。出会ったキッカケは忘れちゃったけど、フジテレビ「世にも奇妙な物語」の題材にされたりして、その辺りから読むようになった先生の本。それまでは、国語嫌いだしほぼ漫画だったよ。毎日漫画読んでたからね。

でさ、上の「午後の恐竜」だけど、表題にもなってる「午後の恐竜」は、本に慣れてる人なら立ち読みでも読めちゃうページ数だから、ぜひ読んでみてほしかったりする。北野ブルーみたいな青味のかかったシーンっていうか、そういうのを連想した作品だった。一気に読めるよ！ほんと、ほんと。

質問を書いてくれた匿名さん、こんなんでごめんなさーい。