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朝は８時半に目が覚めた。一階に下りると誰もいない様子。
そっか、今日は平日だから、皆さん、お仕事なのね。

MBは頭が痛いらしい。あの酒のせいかな…。
ビールとあれくらいで頭痛。この先、大丈夫だろうか。
まぁ、ほっとく、ほっとく。

（赤い丸い物が置いてある後ろがテラス。
赤い物はウェルカムバレンタインって書いてあるプレートを持ったハート型の人形）

外のテラスで日記を書き始めた。
この場所はお気に入り。前回もここで日記を書いてた。
デイブがタバコ嫌いなため、部屋では吸えない。
ここならタバコは吸い放題だ。

タバコに火をつけて、日記を…

ゴミ収集車の黒人清掃員
「へい、がい！」

あっ…　あいつ、見覚えあるぞ…　またタバコを貰いにきやがったんだろうなぁ。

ゴミ収集車の黒人清掃員
「◎▽□×◎▽□×　しがれっとぅーみぃー」

や、やっぱり！！
この野郎、３年前も同じように現れやがって…。別に一本くらい構わないよ。
ただ、なぜタイミングよく現れるんだー！！
もう８～９時に外へ出るのはやめよう（笑）

ゴミ収集車の黒人清掃員
「ゆー　すてぇ　ひぁ？」

あたし
「いえす。まいふれんど、（ん～～）ほーむすてぇ、おーるどたいむ」

あたしの友達がホームステイしていた場所だよ！って言いたかった。
This house is a place where my friend was doing the homestay.
翻訳ソフトはこうやって正解を出したが、テストかよ！ってなくらいに長い。
無理！！っていうか、ワズとかドゥとか、知っているのにくやしぃー！
「おーるどたいむ」とか、わけわかんない事を言ったからさ、

ゴミ収集車の黒人清掃員
「（え？みたいな顔をしていた）お、おーけーｗ　（タバコを見せて）さんきゅー」

収集車に戻って行っちゃった（ｗ）

っていうか、あたしの事は覚えていないらしい。
タバコ、２本目だからね、君っ！！

しばらく日記を書いていると、ふと家の前の木に目が行った。

あははは、なんだ、これは（笑）
部屋の中を覗いている向きになってる。一人で大笑い。
覗いている部屋はリビング。
リビングから見てみると…

あははは、ハートの中心に来るようになってるー！！

…

１時間後

MBとY子が起きた。今日の予定を話し合う。

今日は一日、のんびりすることになった。
旅の疲れもあるし、まだ旅は続くため、何も予定は作らず一休みの日になった。
あたしも願ったり叶ったりっていうか、そろそろ休日が必要だった。
昨日の晩、ベッドに寝た時に感じた疲労感、すごく覚えてる。

そうと決まってから、朝食を調達しに駅へ向かった。
駅には日本の調味料などが手に入るショップもある。
フードショップがやっていないなら、そこで何か調達して帰ればいい。

とりあえず、駅には「Subway」がある。
こっちのサブウェイは、具が大盛りで、パンも美味しいらしい。
MBは日米のサブウェイを食べ比べてみたそうなんだけど、
アメリカの方が段違いで美味しいって言っていた。
野菜も沢山入れてくれるらしい。それは食べなくては。
サブウェイは購入決定。

駅のちょっと手前にはホットドック屋がある。
けど、そこは閉まってた。前回の旅でも開いている時を見かけてない。
営業してるのかなぁ、あそこ。

駅に到着。まずサブウェイ。

サブウェイ、たしかに大盛りだ。
うまそーだなぁ。
ラージサイズを三人でシェアする事にした。

サブウェイの隣の隣にある、日本の調味料や食品が売っている店に入る。
MBがインスタントラーメンを発見。ほほーん、食べる気か。
じゃー、野菜を買って、ちゃんと野菜も取ろうよ、あたし、作るよ！！

Y子
「作ってくれるなら食べる」

MB
「味は？」

あたし
「豆板醤とごま油も買うから、ミソにして」

他の味を選んでいたようだけど、ちょっと強引にミソ味のラーメンにしてもらった。
あたしは、ごま油、豆板醤、ネギ、キャベツ、豆もやしを購入。
ちょっと割高なのは、ここはアメリカって事でわかってもらえると思う。

帰宅。サブウェイを食べる。うめぇー！！
サブウェイって周りに沢山あるのに、食べたこと無かった。

あたし
「うまい。日本でも食べてみる」

MB
「パンが美味しくないんだよね。具も少ないし」

Y子
「あそこ（買った場所）はまだまだって感じ。もっと沢山入れてくれるよ」

そっかぁ、サブウェイね、移動中の昼飯で出会ったら必ずまた食べよう！

じゃ、ラーメン作ってくる。
包丁は…あ、ここね。皿は…ここっと。
（ガサガサガサガサ）おナベ、よし。

あたし
「Y子さーん、火ってどう点けるんだっけ？」

Y子
「えっと、あれ？どうやるんだっけｗ」

あたし
「忘れちゃったよｗ」

使った事のあるキッチンも、使わないとすぐに忘れる。
一箇所だけ火を点けれたので、そこだけを使う。

包丁が全く切れない。切れないので、包丁でぶち切るって感じ。
千切りなんか出来ないから、百切り。
んで、まな板ね、なぜガラスの？包丁がこすれる度に、寒気のする音（ギコギコ）。

お鍋を熱して、ごま油をタラリ。切った食材を炒める。
塩、コショウ、豆板醤を投下。うーん、ごま油の匂いって最高！！
で、水を入れて煮込む。火力がないコンロの場所だったのか、なかなか煮えない。

さぁ、麺を入れよう。３つ買ったけど、たぶん２つで十分だろうなぁ。
麺・スープの元を鍋に入れて数分。味見をして、はい完成。

箸がないのでフォークで食べる。

MB
「うまい、うまい」

二人とも美味しいと言ってくれた。
生麺ならもっと美味しかったんだろうけど、スープは野菜の味がして二重丸。
スープまで綺麗に完食。

飯を食べ終え、各々の自由時間になった。
MBとY子は洗濯をするという。
下着は自分で洗っているから問題無いので、
寝巻きと上着とTシャツを洗濯に出した。
写真はないけど、あたしのベッドの頭上には、
洗濯干し物コーナーがあって、そこに下着類が干してある。

で、あたしはお腹も膨れたし、ベッドで本（星新一先生）を読み出した。
気がついたら寝ていて、よだれもたくさんこぼしてた。
おっと、いっけねぇ。デニスのソファーベッドだ、これは…。

４時間ほど寝ていたらしい。よっぽど疲れていたんだろなって思った。

起きて下に行くと、テレサが帰宅していた。
MBとY子とテレサは、あたしがお土産で持ってきたパズルを始めていた。

リビングに座り、日記を書きながら三人の会話を聞いていると、

テレサ
「すとれす！！」

MB
「あー、わっかんねぇ」

テレサ
「すとれす！！」

テレサは「ストレスがたまるわ！」って言いたいらしい。
笑える。

テレサは席を離れて、キッチンの方に行ってしまった。
タバコでも吸いに行ったんだろう。
着いた当初テレサは、タバコを辞めたって言っていた。
けど、Y子と一緒にタバコを吸いに行ったのを見たので、
「辞めた」とは、デイブ用の発言だったってわかった。

その後、MBとY子はパズルに夢中。
完成させたいらしい…　

１時間ほどすると、デイブが帰ってきた。
今夜はデイブが肉を焼いてくれるらしい。

ステーキ！！！！

デイブ
「肉の硬さはどれくらい？」

あたし
「ミディアム！」

本当はレアが良かったんだけど、
MBはレアを食べると腹を壊しかねない。
MBもミディアムと言ったのでミディアムに決定！

肉はキッチンで焼かずに、裏庭玄関に置いてあるグリルで焼く。
本格的なバーベキューで使うやつが置いてあって、
いつのまにか火が起きてた。そこに肉をぶちこんでる。肉、でかい！！

キッチンの方も、いつのまにか料理が出来てる。

ポテトに温野菜…うーん、美味しそう。

カニ！！！！！！！！！！

っていうか、デイブの写真が登場するのって初めてだ…顔を撮らなかったんだよなぁ。
包丁をカニにぶっさそうとしてるでしょ？こういうお茶目な人なのです。

でたー！にくー！！

ん？少々焼きすぎたのですかねぇ、硬そうですねぇｗ

テーブルに続々と料理が…　う、腹が減ってきたぞ。

こういうナイフ、バターやクリームを取る時でも使うから、
こっちじゃ一人一本、毎食出ちゃうってくらいよく登場。

そうそう、この日、ディナーの前にシャワーを浴びた。
で、MBのヘアワックスを借り、ディナー用にヘアスタイルを“七三分け”にしてみた。あはは。
この頃の写真を見ると、ヒゲもかなり生え揃ってきた感じ。

さて、いただきます。
っていうか、こっちのスタイルには「いただきます」のような号令はないため、
みんな、勝手に食事を始める。もちろん「ごちそうさま」もないため、勝手に食事は終わる。
パトリックもいつのまにか席についていて、もう食ってるｗ

パン、ポテト、温野菜、ピクルス、ステーキ、カニ。うまそー！

まずは肉をいってみる。
うん、硬いが肉には変わりない。
そうだなぁ、ホットソースをかけてみよう！
おぉ！！やっぱりホットソース最高！！
（この後、温野菜にもかけだす。パンにまで…）

カニー！！

この後、もちろんホットソースもかけてパクつきましたよ！

Y子の話だと、デイブは肉を焼きすぎちゃったと言っているらしい。
大丈夫！平気！平気！

デイブ、納得がいかないのか、おかわりをどうだって聞いてる…。
おかわり…。じゃー、食べるー！！！

わーい！にくー！！

………今度はかなりとてもレアな肉が出てきた………

あたしは全然問題ないんだけど（っていうか、旨かった）、MBとY子は辛そうだ。
半分はあたしが食べて、ご馳走様。食いすぎ。
ピクルスをそのまま出してあって、それもすごく美味しかった。
あれはつまみになるぞ。今度、うちの宴会でも出そう。

それに、NJ産の赤ワインを飲んだ。濃いのかなぁ、ちょっと酔っ払った。

な、なぜか、テーブルが片付くとケーキが…
食えないってさすがに…

MB
「（肉が）レアで当たりそう…」

あたしは食べ過ぎとワインで眠くなった。
MBの後を追い、二階で休憩。少し寝た。
普通なら食事後の団らんになるんだろうけど、
この後、タラがあたしらをクラブに連れて行ってくれるらしい。
食事の最中にタラから電話があり、１０時過ぎには戻ると言っているそうだ。
なので、体力を回復しておかなきゃならない。
前回の旅でもクラブに行った。タラの地元の仲間が集う、ローカルなクラブ。
クラブっていうか、バーだな、あそこは。
音楽もガンガンかかっていて、フロアもあって踊れて、みたいな場所。
そこに行くのかどうかはわからないんだけど、
とにかく疲れるので体力を戻しておかなきゃならなかった。

前回は、かなりはっちゃけて、外人の輪の中で踊りまくった。
その頑張りのおかげで、タラ達には気に入られ、いい思い出が作れた。
（輪に入れた事を嬉しく思い、泣きそうになった夜だったｗ）
東京じゃ出来ない経験が出来る夜になるので、
ゴロゴロしている間、あたしは密かに気持ちを高めてた。

MBは大丈夫かなぁ。Y子も食べ過ぎで体調が変だって言ってる。
あたしはただの食べ過ぎだから、全然問題ないんだけど、
二人はクラブに行けるのか？不安。

あー、ピクルス旨かったなぁ。

つづく。

【→もっといろいろ読む】