何時に寝たのかよくわからないけど、6時に起床。
よし、やっと7日目だ。
隣のベットのインド人はまだ寝ているらしい。
深夜にあたしのノイジーなイビキで寝不足だろう。
静かに日記とタバコと水とブドウを持って地下へ移動。
いやー、すっかり気に入った地下室。
打ちっぱなしの壁とかソファーがいい感じだよなぁ。
ん?先客だ。
昨日の晩に会った女性がタバコを吸ってる。
ぐっも~にん。
で、日記を書き始めて、ふと気がつく。
ブドウに霜がついてる。
今食べているブドウ、冷蔵庫に入れていたけど
そんなにキンキンに冷えてるか?
どっちかっていうと冷えてないだろ、これ。
あっ!!もしかして………。
ぎゃ~~、これカビじゃん!!おぇぇぇぇ。
まじかよ、もう10個くらい食べちゃって、底が見えてるんだけど………。
いつからカビが生えていたんだろ、恐ろしい。
お腹下さないといいけどなぁ。
っていうか、三日くらい腐り続けた“いくら”を食べて、
「しょっぱいな、このイクラ」って思ってご飯にぶちかけたあたしだ。
きっとカビくらい平気!!
(親父が放置しっぱなしだったイクラ。イクラ丼は美味しかった記憶がある)
ったく、このホテルはどーなってんだい。
いいんだよ、おもしろおかしく旅を演出してくれなくてもさ。
シャワーは出なかったし、冷蔵庫は利いてないし、英語は通じねぇし。
(英語はもちろん関係ない)
2時間後。
MB達を起こしに行って、奴らが準備している間に、
あたしは部屋に戻って、ベットに置いていた荷物を運び出した。
インド人はまだ寝ていて、お別れの挨拶をしたかったけどやめておいた。
旅ってこんなもんだろう。名前、名乗らなかったなぁ。
昨日、聞けば良かったんだけど、なんとなくタイミングを逃した。
普通、最初に名乗るもんなんだけどねぇ。
さて、MB達の準備も整ったのでホテルをチェックアウト。
チェックアウトはとても早く終わった。日本でもチャックアウトって早い?
重たい荷物を持ちながら、地下鉄に乗り、20分かけてマジソン・スクウェア・ガーデンまで移動。
まず最初にホテルへ行き、もちろんチャックインの時間には早すぎるため、
備え付けのロッカーに荷物を押し込む。
次のホテルは昨日までのホテルと違い、内装は見るからに綺麗。
外観は相変わらずジャッキーだけど。
「Manhattan inn」
宿泊、一泊あたしの支払いは$32。
マジソン・スクウェア・ガーデン付近だっていうのに、
このお値段はだいぶ安いらしい。
まぁ、“たこ部屋”だけどね。勇気のある旅行者は使うといいよ!!
って、前日まで止まったホテル「Columbus Studio」は、一泊$24だから、
“たこ部屋”がいかに安いかわかってもらえると思う。いい経験も出来るし、おすすめ!
(ホテルを予約したり、そこまでたどり着くまでが大変だけどね)
さて、荷物から解放されたし、じゃー朝飯ってことになり、
いろいろホテルの周りを探してみる。
一軒、とても気になるフードショップがあったんだけど、
とても混んでいて、メニューをボケーっと見ていられない。
メニューを見てると、すぐに店員が声をかけてくるから。
MBは相変わらずスープはどこだってY子に聞いてる。
メニューが複雑だったのでY子も困惑して、
ここは辞めようって事になった。見づらいんだよ、メニューが。
じゃー、どうすんべって事になり、
Y子が、デパート「Macy's」地下のフードショップコーナーにしようと言った。
前回の旅行でも何度か入ったデパートなので、あたしも場所は知ってる。
あそこかーってな感じでメイシーズへ。
(メイシーズは高島屋みたいな場所)
メイシーズに到着。
地下のフードショップコーナーに行き、中に置いてある物を物色。
サラダを混ぜてくれるコーナーもある。おぉ!あれをやってもらいたいんだ。
サラダバーも種類が豊富。フルーツ・スィーツバーまである!
奥にはピザ、スープのコーナー。
サラダバーとフルーツバー、それにドリンクコーナー以外は開店前だった。
Y子が聞いてくれた話だと「11時開店」らしい。
それじゃ11時まで時間を潰すってことになって、
メイシーズの外国人旅行者パス(免税+11%オフ付き)をもらいに行く。
インフォメーションでパスポートを見せると、それがもらえる。
まだフードコーナー開店まで、30分くらい時間がある。
なので、それからY子と別々行動。
あたしはメイシーズの目の前にある靴屋「FootLocker」を覗きに行きたかった。
MBはあたしについて来てくれて、二人でフットロッカーへ。
MBはフットロッカーで嫌な思い出があるので、
本当なら入店したくないのかもしれないけど、一緒に付いてきてくれた。
MB
「フットロッカーのろくでなしども」
フットロッカーの話になると、こんな事を言う。
フットロッカーに入り、靴を見る。安売りはあるかなぁ。
2足で$80か、うーん。
バッシュは?あー、それほど安くはないんだなぁ。
靴を見てると、すぐに店員がしゃべりかけてくる。
しかも、何を言っているのか、さっぱりわからない。
あたし
「じゃすと るっきんぐ、そーりー」
従業員
「◎△□×◎△□×◎△□×」
語尾が上がっているので質問しているんだろうけど、
わかんないんだってば。逃げる。
MBとフットロッカーを反対側の出口で出て、
裏手のビルに入った。おぉ!ここも前回入った事ある。
特に買うもの無し。
外に出てタバコを吸う。
知らない黒人
「◎△□×◎△□×」
たぶん道を聞いているんだと思う。
おい、MB、道を教え…
MB
「あいきゃんのっとすぴーくいんぐりっしゅ」
うぉ、返しが早ぇ。もう断っちゃった。
MB
「中途半端に答えてあげると、わかったとしても余計時間がかかる」
どこに行きたいのかはわかったらしい。
教えてあげられなくてもどかしそうだ。
MBは浅草に住んでいて、かなり外国人を見かけるらしい。
だから、Y子には迷子の外国人に声をかけてやれって言っているそうだ。
そう言えば昨日、Y子はNYで初めて外人に
「May I help?」と声をかけられたって言ってた。
東京でも滅多見かけないよな、外人に声をかける日本人。
あたしも言葉はわからなくても、積極的に声をかけてやろうと思った。
あたしなら出来るはずだ。
タバコを吸い終わって、再びメイシーズ内へ。
Y子を見つけて、そろそろ11時。
再びフードショップへ。
やってる、やってる。スープとかパンとかピザとか、いろんな匂いがする。
どれもうまそう。
あれ?サラダを混ぜてくれる場所が開店してねぇーぞ!!
あたし
「わったいむ おーぷにんぐ?」
従業員
「トゥエルブ」
くそー、超ぶあいそーw
あたし
「12時からだって」
MB
「そっか」
サラダ混ぜ混ぜが食べたいって言ってたMBも残念がってた。
しょうがないから、あたしはサラダバーでしこたま野菜を取る。
スープも美味しそうだったので、「チリスープ」をオーダー。
手前の黒人さんが、あたしをじっと見てるのが気になったけどシカト。
ピザはでかいから、サンドイッチにしてみた。
1個で$5もすんのか?と思ったら、従業員が渡し忘れていて、
あたしの後を追っかけてきた。
従業員
「そーりー、さー」
あたし
「のーぷろぐれむ」
(ゆあうえるかむ、かなぁ)
パンを担当してた外人は、新米の従業員だったらしく、
先輩の従業員に怒られていた。笑えるw
カビてたブドウの騒動があったけど、あたしはフルーツも食べたい。
フルーツバーで適度に取ってみる。
よーし、これでいいだろう。
レジ
「$22.45」
はぁ?!たけーよ!
思わず日本語で口に言っちゃった。あははは。
まじで?そんなにすんの?
MBに小銭を上手にさばけって言われていたから、
小銭を一生懸命だした。うーん、高すぎる。っていうか、食べ過ぎなのか?
あー、持って来すぎたんだな(笑)フルーツも高かったんだろう…SHIT!!
MB
「朝飯に$20も払ってんじゃねぇーよ」
あたし
「全部食べたかったんだよ(怒)」
MBは寿司の詰め合わせパックにスープ。
MB
「カルフォニア・ロール、冷たい」
(冷えひえのロールw)
Y子はサンドイッチ。
あたし
「うめぇー、どれもうめぇー。ん?サンドイッチがまじぃw」
(パンの中に入っていたササミがまじぃ!!)
あたし
「主食のパンが失敗。なんだ、それw」
あたし
「写真、見て。ほら、ある、ない」
ある。
ない。
三人
「あははは」
(二人は若干あきれてたけどw)
じゃ、食べたから移動しよう。
メイシーズはのちほど来る事にし、市内観光へとくり出した。
つづく。
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