アメリカでの一泊目から目覚めた。
腹が減ってる。
それっていうのも、
さっきまで定食屋で働いている夢を見たから。
定食屋で働きながら、常に“つまみ食い”をしているあたし。
なぜかそこの定食屋は30代のおねーさんが店長兼コックで、
あたしはそのおねーさんに頼まれて働いているらしい。
“しょうが焼き定食”とか“さばの味噌煮定食”とかを運んだ。
お客は工事現場のおじさん達ばっかりで、
店長のおねーさんはおじさん達のアイドルになってる。
なんで定食屋なんだろ。
しかも設定が昼間のドラマ風だ(笑)
これが初日の朝じゃなくて、
アメリカの味に飽きた中盤以降の旅だったら、
「オミカもそろそろ食事に飽きてきたか?
日本食が食べたいんだろ?」
ってなるんだろうけど、
この場合はただ単純に腹が減っているだけ。
起きてすぐに朝飯にしてもらう。
近所にマクドナルドがある。
歩ける距離にあるから、そこに行く事にした。
(宿泊したホテル)
ホテル「DAYS INN」のロビー脇にも、
ブレックファーストコーナーというのか、
パンやヨーグルト、飲み物類が揃えてあった。
そこはスルーしてマクドナルドへ。
外は雪が積もっていて寒いし歩きにくい。
マクドナルドに入店。
メニューを見ていると、レジの店員がにらんでる。
黒人さん、こえーよ(w
レジを指で「コンコンコン」って………
明らかに「早くしろよ」的。
メニューにビックマックがない。
フィレオフィッシュもテリヤキバーガーもない。
あるのは朝マック…ち、違う!あたしの食べたいのじゃない!
仕方なく朝マックを買う。
ちくしょうめ、食った気がしない。
MBはパンケーキを食べてる。
不器用なくせにフォークとナイフを使っていやがる。
しかも、おいしいって連呼してる。
なぜか腹立たしかった(笑)
ふん、いいもん、いいもん、昼飯でガッツリ食うもん。
日記には
『俺は不満だ』
って書いてある。
ガッカリして部屋に戻った。
今日の準備をする。
どういう流れだったか忘れちゃったけど、
昼飯の話になって、さっき言わなかった文句を言った。
あたし
「あれはマックじゃないよー(T_T)ジタバタジタバタ」
MB&Y子
「(爆笑)」
MB
「やっぱり不満だったのか。不満そうな顔してたもん(w)」
あたし
「ビックマック~~ トマトにレタス挟んで~」
― 10時 ナイアガラ・フォールズに出発
朝シャン後、ナイアガラへ出発。
ホテルからタクシーで向かう予定だそうだ。
$70くらいで行けるらしい。
天気は曇り。雨が降ってきそうな感じ。
うーん、絶景を見るならぜひ晴れて欲しいが…。
ん?日記には大きくこんな事が書いてある。
『ナイアガラで昼飯、適当に買い物、
夜はお待ちかねのバッファローウイングをパクつくのだーぁ!』
よほど朝飯がショックだったんだろうね、この時のあたしって。
ロビーでタクシーを待つ。
ナイアガラまでは1時間くらいで到着するらしい。
観光するなんて聞いてなくて、
入国審査の時は「サイトシーン」なんて嘘ぶっこいてたけど、
これで問題ないよなって自問自答。
そうだ、ここバッファローの空港付近の説明をしよう。
NYと比べたら、本当に田舎な感じ。
そぼくっていうか、寂しいって感じ。
後で聞いた話だと、オフシーズンな今は特に静かで、
街の中心部も店が閉まりまくっているらしい。
とは言っても、一応は街。
ここから一時間でナイアガラに着いちゃうっていうのも
なんだか想像しにくい。もっと山奥にあるのかと思ったし。
Y子がトイレに行っているタイミングで、
外人に声をかけられた。
「お前ら、ナイアガラ・フォールズに行く連中かい?」
こんな事を言っているような気がした。
いえす、いえす、ちょっとまってね。
(おぉ、Y子が戻ってきた)
あたし
「Y子さん、迎え来たよー!」
MB
「お前、ヒアリング出来たのな」
なぜか悔しがっているMBはほっとく。
話しかけてきた外人がタクシーの運転手らしい。
男性、年齢は40~50代。
外に出ると、普通の乗用車が止まってる。
タクシーじゃないんだ、へぇ。
ナイアガラへ出発。
Y子と運転手が会話。
事情説明をしている様子。
Y子の説明によると、今日一日、
この運転手がいろいろ走ってくれるらしい。
ナイアガラはアメリカとカナダの国境にあり、
当初、車でカナダ側に行く予定だった。
だけど、運転手の話だと
アメリカ側で降りた方がタクシー料金が安いとの事。
歩いてもカナダ側には行けるというので、
それならばと、迎えに来てもらう時間を決め、
アメリカ側で降ろしてもらう。
アメリカンサイド うんたらはー
カナダサイド うんたらはー
ビューがどうのこうの
単語を拾って会話を聞こうとした。
けど、こんな感じにしか聞こえない。
Y子の話だと、アメリカ側でうちらを降ろした方が、
運転手にとって都合がいいらしい。
あたしらは国境越えで手続きをしなくてはならないため、
待たされるよりも降ろしちゃった方がいいって事らしい。
タクシーを降りて、教えてもらった方角に歩き、
国境付近へやってきた。
(車でここを通り抜けると、向こうはカナダ)
国境からカナダへ行くのに、入国手続きをする場所を探した。
最初に到達したのが車両受付の場所で、
ここではないとウロウロ。
すると、ポリスマンが「ヘイ!!」と声をかけてきた。
そうだよなぁ、歩いている人なんかいないしなぁ。
結構な不審ぶりだよな。
Y子がポリスに受付の場所聞いた。
そっちをぐるっとゴーアラウンドだよ、ってな感じで
やっとこさ入国手続きが出来る小さな施設に入れた。
受付にてパスポートを提出。
何の質問もされず、あっさりと通過。
こんなにあっさりカナダへ入れるのか?って感じ。
施設を出てすぐ、動物園の入場ゲート、
もしくはアメリカの地下鉄のゲートみたいなのが登場。
ゲートを抜けるとすぐに橋がある。
ここはレインボーブリッジと言うらしい。
徒歩でカナダ側に行く奴なんか他に誰もいない。
(ね、誰もいないでしょ?)
(アメリカ側から見た感じ。この川の先にナイアガラ)
橋の途中からナイアガラが見えてきた。
これは滝の一部だそうで、カナダ側から見ると、
ナイアガラの全貌が見れるらしい。
ナイアガラの写真を撮らずに、
カナダ側にそびえ立つビルをパチリ。
んー、あのビル、ゲーム「シムシティ」で建てた気がする。
MBはこの旅に、かなり歩きやすい靴を履いてきた。
軽い分とても薄く、雪道で足元がびちょびちょ。
カナダ側に行ったら、安い長靴を買いたいそうだ。
Y子
「その靴でいいの?って何度も聞いたんだよ」
日記にはこう書いてある。
『MBの靴はびちょびちょ。
スケジュールを立てたのはアイツなのに
なんて準備が悪いんだろう』
カナダ側に着いた。また小さい施設があって、
その中でパスポートにハンコをもらった。
外国は3カ国目になった。わーい!わーい!わーい!
(アメリカ、中国、カナダ)
MBもカナダのハンコを喜んでいる。
さて、ナイアガラを見に行こうじゃないか!!
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