っていうか、現在人が観覧中。いらっさいませー。

TOKYO SHIT!  -原曲について-

HIPHOP | Comment : 0 | 2006.11.20.Mon @ 2:06 PM

DABO君のメッセージをまたまた引用します。
mixiからの引用。怒られたら削除。
紹介することで、あたしはこの御輿を担がせてもらいます。

2006年09月10日22:06 原曲について。ー

おっす。管理人でやんす。
発起人でもあります。ホッキ貝は好きなほうです。

さて。この企画を味わうための基本知識としてまず原曲の話をしようと思う。

ヒップホップは人生だと最初に言ったのは誰なのか?自分にはわからないがそれは至極真っ当な答であろう。ヒップホップは、人生だ。生き様だ。B ボーイとは、抗うものである。戦うものである。我々ヒップホップヘッズがこの音楽に魅了されて止まない6000000個の理由の中のいくつかは音楽と関係のないことだったりする。そこに渦巻くドラマにやられたりするわけだ。そのアーティストを取り巻く環境や状況などに感動した覚えがヘッズなら誰しもあるはずだ。

BUSTA RHYMES。

彼とともに俺は育ってきた。彼のほかにはJAY-ZやNAS、FAT JOE、Dr.DRE、SNOOP DOGGといったところだろうか。俺がこの音楽にハマった時期に世の中に出てきて、それぞれのドラマを紡ぎながら15年経った今も確実に第一線のアーティストたち。彼らは俺ら世代のヒーローだ。ずっと俺たちに夢を見させてくれる。そしてどのように生きていけばいいのか、どのように成長してどのように年をとっていけば良いのか、俺たちの夜道のような人生を照らしてくれる。さっき名前の出たビッグネームたちは成功し続けるために何かを切り捨て、何かを始めたのだろう。それぞれのドラマを乗り越えながら。

バスタに悲劇が訪れたのは知っての通りだ。同じ業界の人間が彼のボディガードを撃ったのだ。そこからが凄まじかった。

「SNITCH」という単語を知っているだろうか。
意味は「チクリ」だ。ゲトー住人のメンタリティーとしてチクリはあってはならない行為、御法度なのだ。何が起こっても口を割らないことはゲトーに少しでも警察を入れないことに繋がる。なのでラッパーたちは「I Never Snitch!」とかリリックで言って自分はゲトーだぞ、フッドの出だぞ、とアピるわけだ。

俺は常々若いMCに言うことがある。
リリックは諸刃の刃だぞ、と。

リリックってもんは常に自分に返ってくる。言ったことを世の中に試される。リリック通りの行動を取るにせよ取らないにせよ、その弁明を求められる。そして記録されてしまったら何十年経っても聴き直せる。その時のお前も試されているということだ。未来のお前も試されるんだ。わかる?あの時あんなこと言ってた人が今はこんなんになっちゃったんだ、とか。あの時あーゆうの最悪って言ってたひとが今その嫌ってたものそのものになっちゃってるよ、とかさ。意見が変わるのは人間だからしょうがない。立ち位置が変われば見え方も変わる。「KEEP IT REAL」って言葉があるけど妙な尾ひれの付いた言葉に成り下がっちゃったから俺は「STAY TRUE」って言葉の方が好きだけど正にそれでさ。常に自分に正直にって考えると人生意見が変わることなんて山ほどあるじゃん?そこで「LIVIN' PROOF」しなきゃいけないわけだ。生きて証明する。生き様で表現する。主張の理由を生きて説明すると。

話は逸れたが早い話バスタは試されたのだ。彼は真犯人を知っていたから!家族同然の自分のボディガードを撃たれて、それをSNITCH出来ないのだ!なんたる生き地獄!!しかし彼はゲトーにスジを通してチクらなかった。過去の自分のリリックにもスジを通した。罪を憎んで人を憎まなかった。このネガティブなドラマをポジティブにしようと懸命だった。

逆境に耐えるもの。それはバスタだろうし、今のニューヨークヒップホップだ。サウスが圧勝し続けているアメリカでは話題に上ってなおかつ売れているニューヨークのアーティストは一握りのベテラン勢ばかりだ。ヒップホップ誕生の地で生まれ育ったバスタにとって今の業界の現状は誇れないだろうし'90 年代Bボーイとしてはその気持ちは容易に想像できる。バスタはニューヨークにチャンピオンカップを持ち帰りたいのだ。PVのラストでのあらゆる世代のニューヨークのアーティストたちへの長過ぎるくらい長いシャウトを観てもわかるように彼の地元愛は熱い!

そこへきてDJスクラッチがやってくれやがった。

若いヘッズは知らないかもしれないけどこのループはね、ダイアモンドDのループなんだ。ダイアモンド自体知らねーかな?Diamond D&Phychotic Neurotics。知らねーか?やっべーぞ!この人たちの1stアルバム「Blunts, Stunts & HipHop」は鬼鬼鬼鬼クラシックスだぞ!!俺ら世代は確実に通ってる。ダイアモンドは天才だよ!この時代はまた神掛かってるんだよな〜。その「Blunts, Stunts & HipHop」に収録されてる俺も大大大好きな「I Went For Mine」って最高な曲があって、そのループと元ネタが一緒なわけ。この曲がまた深くてさ、Go For Yours, Cause I Went For Mineっていうメッセージで俺は独自のネタ使いでオリジナルなことやってんだからお前も人のことばっかパクってねーで自分に向かえよみたいな感じで、要は「お前のやるべきことに向かえよ。俺は自分のに向かうからさ。」みたいなノリでさ。シビーのよ!そして何の因果か今このタイミングでDJスクラッチがこのループを組んできたと。

バスタはキチャッタんだろうね、トラック聴いて。キターーーーーーーー!!って感じでしょ。そうだ、俺はネガティブなことなんか吹っ飛ばしてやるべきことをやるんだ、俺の使命は、そうだ、ニューヨークにヒップホップを取り戻すことだ!うおおおおおおおおおお!!みたいな。いや実際ね、感動的だよ。感動した。90年代Bボーイの一員としてバスタが誇らしかった。生き様を見せつけられたよ。あれはいいアーティストだよ。いつでも創造的だし、情熱的だし、怠らない。男上げたよね。バスタにリスペクト!!

そんなこんなでこの曲にこのようにして惚れたんだよね。この曲とその背景、丸ごとヒップホップだぜ。ジェイとナズは握手をした。その握手もバスタがこの曲を作るに至った心境も変わらない。「Bring HipHop Back To NY!」これしかないのだ。熱い!あんたたちは熱い。俺はこの曲の背景にあるもの、その魂をこの国、この街で再現したくなったのだ。だって俺は東京を愛してるから。東京のヒップホップを愛してるから。熱いから。それを見せつけたいんだ、世界中に。

長々わりーね。俺はこのくらいの気合い&意気込み&惚れ込みがあるんだこのSHITに対して。みんなでなんか熱いことやりてーんだ。わかった?ハイいい返事〜!じゃあまた速報載っけるぜ。

ピース東京!

熱すぎ。

今朝、VOXに自分の話を書いてた。そしたら、そうだ、あたしもこんな事も思ってたなーって。DABO君最高!

そしてどのように生きていけばいいのか、どのように成長してどのように年をとっていけば良いのか、俺たちの夜道のような人生を照らしてくれる。

どんどん広がっていけばいい。
さぁ!YOUTUBEで「TOKYO SHIT!」と検索。
busta rhymes - newyork shit
TOKYO SHIT

映画の紹介もいいけど、こういうのを紹介した方が、よりHIPHOP的だなぁ。

【→もっといろいろ読む】




[ Facebook いいね!]と「Facebook 送る」
長らく「WEB拍手」を設置してきましたが、facebookの「いいね」を設置することにしました。
お褒めでも苦情でも、何でも受け付けているので今後もよろしくお願いします。
尚、「WEB拍手」の方も愛着があるので、
見栄えは悪いですがしばらくこのまま残しておこうと思っています。
[ WEB拍手 ]
WEB拍手 今回はどーでしたか?面白かったり、何か一言あったら押してみてくださいな。WEB拍手
いつも「拍手」ありがとうです。けど、「WEB拍手」には返事が書けません。あくまで「拍手」、あしからず。
記事に対してのコメントは右のフォームよりお願いします。トップページのメニューには掲示板も用意してます。
(*「WEB拍手」は稼動してます)

[1つ前の記事]
あれになりたかった
[1つ新しい記事]
新譜~♪
コメント数:0
『TOKYO SHIT!  -原曲について-』へのコメントはまだありません。
右のフォーム(スクロールに付いてくる右のヤツ)より気軽にどうぞ。
「POST」を押してから、反映には時間がかかる場合があります。
間違えて連続投稿しちゃっても、気にしないでくーださい。
内緒で応援してくれる方は、WEB拍手 「WEB拍手」WEB拍手でお願いします。
あれになりたかった このページの先頭へ戻る 新譜~♪
お気に入りに登録 RSS



まだありません。気楽にどーぞ。
項目を記憶 | 返答を通知
[+] [Top100]Page Ranking

[1つ前の記事]
あれになりたかった
[1つ新しい記事]
新譜~♪