っていうか、現在人が観覧中。いらっさいませー。

香港へ ~研修旅行 その4~

2005年香港旅行 | Comment : 5 | 2005.12.06.Tue @ 7:29 PM

さて、ホテルに着いたわけですが、予想通りのホテル・・・
名前負けした普通のホテル。さすがに豪華じゃありませーん。

ホテルの場所は、香港の観光名所「女人街」(にょにんがい)のすぐ側。
九龍半島を縦断するネイザンロードから数百メートルの距離。

部屋のキーを渡され、指定された部屋の前に行ってみる。
カード式の鍵を開けようとするんだけど、最初はなかなか開かない。
思いっきり偏見だけど

こんなんだから粗悪品ばっかり作りやがるだ、この国はよ

と、F*ckな事を思ってみた。

何度かトライしているうちに鍵は開き、やっとこさ部屋の中へ。

写真をクリックすると拡大出来るが、あんまり大した写真じゃないから適当に。
見ておわかりのように、ベッドが横並びで繋がってます。
カップルで泊まるわけじゃないのに、まだ同部屋の人も来てないし、これを見ただけで不安。


んで、あたしは電気のチェックやら、部屋のチェックをいろいろしてみた。
トイレとシャワーはもちろん一緒。これも気をつかう部分だからねぇ。
タバコは部屋の中で吸えるんだろか。タバコを吸う方だといいんだけど。

しばらくすると、玄関の鍵をがちゃがちゃやってる音がした。

来たな!

玄関を開けてあげようとしたけど、開けにくい鍵の練習も必要だと思い放置。
やっぱり最初は手こずるらしい。なかなか入って来なかった。
なので、開けに行こうとした瞬間、がちゃっと入ってきて、まずは挨拶。

聞くところによると、あたしと同じショッピングセンターの靴屋の店長さんだという。
年齢はあたしより何歳か年上だった。
以前は別のショッピングセンターにいて、今年の四月からあたしらのセンターに移動してきたらしい。
なので、「周りに知り合いがいないんです」、そんな事を言っていた。
あたしも知り合いがいない。だけど、あたしとはタイプの違う人に思え、「明日以降の予定を一緒にどうですか?」とは切り出せず。
あたしは自分の性格をかなりわかっているつもりだし、遠慮するのはあちらのためってなわけ。

部屋でのんびりくつろぐ事も出来ず、次は夕食に出掛けなければいけなかった。
今夜のメニューは中華料理。当然か(笑)

あたしは食い意地が張っているから、飯をもの凄く楽しみにしてた。
高級食材は出ずとも、本格中華だ。わーいわーい。ってな感じ。


レストランへは再びバスで移動。
香港に来て最初の食事。

レストランに着く。
そこはレストランの他にカラオケなんかも入ったビルの中にあり、
日本語でも意味のわかる看板が所々に貼り付けてあって、
ビル全体でツアー客を受け入れる態勢が万全って感じだった。

本当はそこでも写真を撮り続けたかったんだけど、
誰もそんな事はしてないし、あたしもカメラは控えて食事を楽しむことにした。

レストランの中に入ると、中華料理屋独特の円卓に通され、適当に空いてる場所で着席。
ここでも知り合いがいないって事が響いて、わけのわからない席に座ってしまう。
もちろん、左も右も正面も、っていうか周りに座っている人は、一人も知らない。

っていうか、他の人たちもお互い顔見知りじゃない様子で、しばし沈黙が・・・

ガイドのリーダーさんがこのツアーの代表者を紹介し、その方から簡単な挨拶を頂く。
この研修は、「応援団」と呼ばれる組織が作られていて、しゃべっている方は「団長」だそうだ。
「店長」が集まって旅行しているのに、「団長」だってさ。変な感じだ。

団長の話が終わり、いよいよ食事。テーブルにビールが並ぶ。全部、日本の缶ビール。
あたしはMy men MBから中国のビールの話を聞いていたんだけど、それも続けて出てきた。

そして乾杯が始り、テーブルには大皿で料理が出てきた。
中華料理店の円卓といえば、テーブルの中央に回転テーブルがあって、

そこに乗った大皿料理を少しずつ取り分けて食べるスタイルなんだけど、
最初は皆さん、遠慮がちで全然料理を取らない。その譲り合いがたまらなくて、
「早く、取っちゃえよ」と思いながら、も~グビグビ飲むしかないなって感じ。

前菜(きゅうりとくらげ)、甘エビを殻つきのまま茹でたもの、これはまぁ~普通。
がっかりしまくったのはその後で、
揚げた白身魚に甘酢あん、うん、油が臭い。鶏肉の炒め物、塩が足らない。
チャーハン、激まず。パラパラなんだけど、塩もコショウも足りない。
炒め物がもう一品でて、最後のデザートが薄いおしるこ。
はぁ、なんだ、この料理達は。中国四千年の歴史に幻滅。

っていうか、厨房、
まずいぞ!!
て~~んめぇ、俺が厨房に入っちゃうぞ、こんにゃろ~。
中華なべを貸せよ、作り直してやるから。
おい、陳さん *1 、文句言ってやるかなら、日本に帰ったら覚えておけよ!

がっかりしたので、ビールをガブガブ飲むしかない。
同じテーブルの方達も、お酒が入って談笑し始め、口々にチャーハンのまずさを指摘。

紹興酒が苦手なんだけど、とりあえず注いでもらった物を飲んで、

でも、やっぱりあの味がどうも苦手、ビールでお口直し。

んで、自分の店の事を聞かれたりして、酒の席で真面目な話をしたくないのにねぇ、親父の店だから、ちゃんと答えてさ、疲れた。

中国の人はお茶をよく飲む。中華料理は油っこい物が多く、それを流す作用もある、そんな事をガイドさんが言っていたけど、たしかにお茶がおいしく感じる。
茶葉の入った大きめの急須にお湯を入れて、熱いうちに飲むわけだけど、それがかなりおいしい。
急須にお湯が無くなったら、急須の蓋を開けておく。すると、何も言わなくても店員さんがお湯を入れてくれる。お茶はいくらでも飲んでいいらしい。
質のいい茶葉は何杯もお茶が取れるから、3~4回でお茶が取れなくなる茶葉を買ってしまったら、それは粗悪品なんだってのもガイドさんから聞いた。
あたしの店でも何種類ものお茶を売っていて、偉く高いウーロン茶やウーロン茶の上級品・鉄観音茶も売ってる。旅行から帰ったらさっそく質を試してみようと思った *2

2時間くらい食事をしたんだけど、ほとんどビールだけって感じ。腹は満たされず。

夜の予定はショッピングモールの見学。

ほろ酔い、っていうか、だいぶ飲んだ状態でモールの見学なんてね、過酷過ぎw
でも、一応やりきらないといけないわけだから、ちゃんと見ようと思って、戻ったバスの中で地図を見て、場所や周りの物をチェックしたりした。
周りの人はかなりお疲れの様子で、真っ直ぐ返ってくつろぎたいんだろうなって雰囲気だった。あたしは、自分が「さすが元気印おみ子」だなって思って、1人、ニヤニヤした。

見学したモールは「ランガムプレイス」と言って、とんでもなくでかいモール。
デパートって言えば想像しやすいのかもしんないけど、いやー、都内じゃ無いね、こんな巨大なデパートは、って感じ。
写真じゃちょっとわかりにくいかもなんだけどさ、何階だっけなぁ、ビル中層部から最上部へ繋がるエスカレーターから撮影。

このモール。とっても雰囲気がいいんで、ほろ酔いの自分としてはバッチリな気分なんだけど、ただね、ただ1人っていうね、寂しさも景色と一緒に広がるわけですよ。
隣じゃチャイニーズカップルがですね、いちゃついてるわけですよ。

まんず、邪魔してやろうかなー、って思っちゃうくらいで、見せびらかしてるんだろうなっていうか、お前ら、ホテル行けよって感じ。
共産主義と資本主義の狭間にある香港、モール内も近代化・欧米化してるけど、カップルのいちゃつきぶりは完全に欧米化してました。これも研修の一つとしてレポートに書き残した(笑)

んで、最上部付近には照明がとってもいい感じの広場があって、たまたまだろうけど、あたしの見た時間ではシンガーのショーが行われていた。
写真で雰囲気は伝わるだろうけど、歌っていた曲はジャジーでここの雰囲気は最高。
立ち止まって聞いている人はいなかったけど、開けたスペースなんで、どっかで聞いていた人もいるんだろう。周りはレストランやバーが沢山あるんで、そっからここを覗くことも可能なわけだし。

最上部までザッと見たあたしは、タバコを吸おうと思い外に出た。
モール内は統一された近代的なデザインだったのに対し、外は雑居ビルが所狭しと建ち並んで、統一感のない繁華街って感じ。
後から調べて気が付いた事なんだけど、このモールもネイザンロードっていう、九龍半島を縦断したメインストリートにある。なので、かなりの人で賑わっているのも後から納得した。
看板がピンク色のお店は、マッサージや風俗店だって事をガイドさんから聞いていたんだけど、ここの周りはかなりそういったお店が多かった。ま、そういう店に行かない自分としては、どんなマッサージがあんだろうなぁ~なんて興味を持ったけど、看板やそこに書いてある文字はエロい雰囲気がかなり控えめ。実際はそんなに控えめじゃないんだろうなって事も、容易に想像つくけどさ、やっぱりそこは中国って感じ。

タバコを吸った後、モールの周りを一周してみた。でも、なんだかこのままじゃ物足りない。よし、あっちの暗い方へ行ってみよう!!

モールの周りは人で賑わっているのに、二本ほど先の道を越えると真っ暗な場所が見えた。そっちの状態はどうなっているんだろうと思い、近づいてみた。
道路に面した店は全部閉店していて、人気も少ない感じ。っていうか、歩いてない。こんな場所で暴漢にでも・・・いやいや、中国憲法のマネなら得意じゃん!とか、不安にならないように「大丈夫!」と念じてみたりした。あちょー。

あたしが探検した道は、とにかく暗いし汚い。完全にスラム化してる。
「お!明かりだ!」と近づいた場所は居酒屋で、お客はみんな表のテーブルで飲んでいるんだけど、よくもまぁ~、こんな汚い場所で飲めるなって感じ。っていうか、さっきまで賑わっていた繁華街の裏手には、ここまで寂れた場所があっていいのかよ。
昼間はここも賑わっているのかなぁ。

その先も真っ暗で、探検を続ける気になれない雰囲気w 時間を理由に、バスへ戻る。

バスに戻ってると隣の席の方はもう戻っていて、

「どうでした?」

と聞かれたから、さっき見たスラムの話を聞かせた。

「チャレンジャーですねーw」

今思うと、そうだったかもw

バスはホテルへと帰り、今日の予定は無事に終了。
明日は6時から朝食って話が出て、はぁーとため息が出た。
普段、6時に寝る事があっても起きる事は絶対にない。

隣の席の方が、

「ホテルに帰ってから「女人街」へ行くけど、一緒にどうです?」

みたいな事を言ってくれた。「はい」と答え、同行させてもらうことにした。

さて、「女人街」は・・・続く。

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以下、注釈説明。

バイト先の洗い場担当。福建省出身。香港に行くと言ったら、「中国 ゴ飯ハ オイシイ ●●君 ヨカタネ」と言っていた。

煮出して使う商品だったから、急須にお湯をさして使うと少々薄かった。煮出すと、やっぱり高いだけあって品のいい香りがする。熱いうちに飲むと、とってもスッキリする。

コメント数:5
八名ステッカー貼りまくり
[1]2006.01.27.Fri @ 7:44 PM | [RES]

「女人街」

なんて素敵なネーミングw

さすが中国四千年の歴史。

ケツノポリスマン
[2]2006.01.27.Fri @ 7:46 PM | [RES]

その4、読ませていただきました。

>料理
実は、私も研修で中国行ったことがありまして、料理の壁にぶつかった一人です。何一つ食べれなかった記憶があります。
>チャーハン
確かにダメなのばっかりでした。おっしゃるとおり、味なし!あまりにも味なかったんで、私はスープに混ぜてお茶づけ風で食べました
>油
臭いですよね。どう頑張っても無理でした(胃もたれにまで発展しました)
>お茶
鉄観音おいしいですね。ジャスミンも個人的に好きです。中国でおいしかったのはお茶だけでした。

>あたしが探検した道は、とにかく暗いし汚い。完全にスラム化してる。
異国の地で・・素晴らしいチャレンジャーですね!絶対にいけません、私は。

>女人街
直球勝負な名前・・・中身が気になります(笑)

水玉
[3]2006.01.27.Fri @ 7:47 PM | [RES]

もう、ものすっごくまずかったのが伝わってきますww
中国に行ったのに中華料理がマズイって、悲しいですね・・・

>3~4回でお茶が取れなくなる茶葉を買ってしまったら、それは粗悪品


へぇ!!勉強になりました!!
私、お茶大好きなんでうちには結構種類があります♪
でも全然こだわりはなく、その辺のスーパーとか無印良品とかで買ったお茶
ばっかりなんだけど、、、

うちのお茶たちは間違いなく3~4回で終了ですねw

>「ランガムプレイス」

写真を見る限りではステキな感じですね~~☆
六本木ヒルズみたいな感じですか??


香港レポ、ものすごくおもしろいです

omika
[4]2006.01.27.Fri @ 7:48 PM | [RES]

レスが遅れました。

>>1 八名っち

素敵なネーミングってw っていうか、知らない人は大体似たような反応だわ・・・
あたしもその内の一人なんだけどさ。w

>>2 ケツノポリスマンさん

>実は、私も研修で中国行ったことがありまして、

おぉ!あたしと同じように「くそ」まずい料理をご堪能した人ハケーン!

ね、塩気がね、足りないよね(怒)

スープに混ぜて、、、やってる人を見かけましたよw
後、ラー油をかけている人とか。

そして、油ね、フンとにくさい。お茶がおいしく感じるのも飲んだ人しかわからない旨さよね。

>チャレンジャー

アメリカじゃ絶対にしないけど、なぜか香港で出来てしまった。。。
っていうか、怖いって雰囲気じゃなくて、汚れてるって感じですた。

>中身が気になります

ほら、ここにも同じような反応の人がw

>>3 水玉ん

料理のおいしいまずいは大事だからね、伝わってくれなくてもいいんだけどさw
中華料理はもっとおいしいはずだから、あたしはハズレって事だと思う。

>うちには結構種類があります

うちのお店でも売っているんで、興味があったら買いに来てちょw
もちろん社割りしてあげっからさ。

お茶をよく飲むのであれば、スーパーのお茶で十分だと思うよ。

>六本木ヒルズ

あのぉ~、電車に乗ったり、車で移動したりをしないあたしをよくご存じのはずですが、なぜそんな洒落た場所の質問をするのでしょーかwヒルズは車で通っただけで中身がどうなっているのかわかんないっす。

わかる事で言えば、ヒルズはハリウッド映画などのプレミア試写会が行われたりし、いろいろな情報(テレビ・ラジオなど)を発信する地区。「ヒルズ族」なんていう言葉を代表する人々が住んだりもしている場所で、かなりハイレベルな地域じゃないんでしょうかねぇ、あそこは。なので、ビルの新しさはランガムプレイスに軍配を、総合的な面ではヒルズが圧勝。って感じじゃないかなぁ。


皆さん、毎度どーもです。

水玉
[5]2006.01.27.Fri @ 7:48 PM | [RES]

>興味があったら買いに来てちょw

行きます×2
この前ちょっとお邪魔したとき、たくさんあってウキウキしておりました☆

>ヒルズ

いやぁ・・・
デートとかで行かれたかなぁと思いまして

ヒルズが圧勝ですか!!
なるほど。

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