あたしの仕事は健康関連の物を売る商売。今日もレジをしながら、いろんなお客さんと出会いました。(今も仕事中だけどw)
毎日使うものや食べるものを買う人。ダイエットや体質改善など、これからを考えてる人。プレゼント用の品を買いに来る人。万引きばーちゃん、じーちゃん。。。
日曜日の今日はパートさんがいないため、おとーちゃまと二人っきりなんだけど、うちのおとーちゃま *1 、先に帰ってしまったんでこれがまた大変な事に…
親父が帰って困るのが深刻な相談(がん、糖尿、波動)をしに来るお客さん。
これはもうあたしの知識じゃどうしようもありゃ~~せん。なんとかしようとはしますが、説明に無理があっても迷惑になるんで親父がいる時の来店をお願いする。これは情けない事なんだけど、やっぱり親父はすごいわけです。たまぁ~に答えられたとして、あたしの持てる全てをぶつけても、あたしがこんなんだからか、歳が若いからか、信用してくれないお客さんもいますけどね。そういう時も親父はすごいなぁっつー。
次に困るのは上の事を大体一緒なんだけど、ちょっと腹立つので別の事に。
親父の言うことしか聞かないお客さん。
商品の値段や質はまったく関係なし。親父がこういえばこうする、ああすればそうする。親父は神か教祖状態。それはこんな感じ。
お客さんA:
「あのぉ~、この黒米、中国産なんだけど国産のはないの?」
あたし:
国産はこちらです
「あら、高いわね。やっぱり国産は高いのねぇ。中国産は怖いし、どうしよう」
中国産でも大丈夫ですよ。その黒米、販売元はうちなんですよ。ちゃんと調べてありますからご安心いただけますが
「ほんとに?」
えぇ
「ん~」
親父:
「そっち(うちの中国産)で問題ないですよ、その商品は」
「あらそう、だんなさんが言うなら間違いないわね」
ったく腹立つよなぁ
俺はそいつの息子だ、ごらぁ~
また、
敏感な人はその周りにいるだけで体がホカホカしてくるという、波動商品。あたしは鈍感で不純物の塊だから全く感じないのだけど、売る側としては的確に販売する必要があるため口八丁で説明。しかし、親父の鶴の一声は、あたしの販売努力を簡単に凌駕する。
親父:
「ほら、あったかいでしょ?」
お客さんB:
「あったかいわ」
うそだろ、絶対に嘘だよ。。。。
万病に効く陶器だとかの触れ込みで、何億円も詐欺をした人がちょっと前に捕まったけど、マイナスイオンを発生する陶器をうちでは販売している。もちろん、ちゃんとイオン測定器で計測し、しっかり発生しているのが数字でわかるもの。数字っていうのは説得力があるんで、大体は測定器を使って実演販売する。親父もよく使う。しかし、親父のやり方はちょっと違う。一押しっていうか、なんつーか。
まずは口で説明。次に測定器。そして締めが恐ろしい。例えばその陶器が湯のみだったとしよう。
親父:
「これでお茶を飲むとまろやかですよ。どうぞ」
とその湯のみでお茶を入れてあげる。すると、
お客さんC:
「おいしい。じゃ、これと、主人のも。お皿とかも変化するんですか?」
親父:
「遠赤効果があるので、この陶器は全てまろやかになりますよ」
「じゃー、これと、これと、これも」
人の味覚ほど千差万別だと思うんだけど…
うちの親父の販売能力はまだまだ真似出来ない。堂々と洗脳、じゃない、堂々とオススメしてあげればいいんだけどなぁ。
実はこの陶器類、最近あたしが作ったチラシで紹介をし、かなりの売り上げをあげた。お客さんはそのチラシを親父が作っているもんだと思っているみたいで、
お客さんD:
「旦那さんのご説明はいつも丁寧で読みやすいですよ」
ってな感じで言っている。けど、あれを作ってるのはあたしだ。いつも言うことをシカトされているお客さんにちょっぴり「勝った!」と思う瞬間。企画から考えてやったんだもん、あたしが作ったなんて名乗りはしないけど嬉しかったなぁ。
これを読んでると、親父っていうか、うちの店はインチキ臭いと思っちゃうかな?いやいや、それでもいいんだけど。なぜって、あたしも不思議な事がたくさんあるからで。この陶器で言えば、湯のみにビールを注ぐと口当たりが悪い。悪いっていうか、ねっとりするっていうか、これも微妙なんだけどキレのいい銘柄ビールのキレが無くなる。不思議だ。なぜかわかんないんだけど。(細かく書くと商売っぽくて嫌だからだよ!w)
んで、まぁ、そんなお客さん達が来る時は親父がいないと困っちゃう。
そして、あたしが一番苦手なお客さんがプレゼント用の品を買いに来る方。
「ラッピング」は非常に難しい。誰だって一度は包装をお願いしたことがあるだろうけど、あれをちょっとやってみてほしい。意外とうまくいかない。あたしは練習と実践により、だいぶ上達はしたけど、円柱系の商品、例えば調味料だったりシャンプーだったりを包むのが苦手で苦手で。
苦手な上に人がいないとレジが大行列になる。怒り出す客もいる。常連さんだったら一声かけて、会計を済ませてから取り組めるんだけど、こういう時に限って
お客さんE:
「急ぎの用で」
なんて事を言ってくる。なぜもっと手ごろな商品を他で選ばないのかっつー、商売魂に反する事も思ってみたりする。箱はないのかとか、のしをつけろだとか、いろいろ言うわりにセコイ商品だったりもする。この前なんて、一度綺麗に包装したのに、交換してくれって図々しいのもいた。あたしは自分のルールとして、お客さんの申しつけを確実に守ろうと思っているんで、せこいだろうが図々しいだろうが、やりたいようにやってあげたいから別に問題はないけどね。何が問題ってタイミングよ、タイミングが悪いんだわ、人がいない時ってなんでそうなるんだろう。
合わせ包み(キャラメル包み)大きさの異なる箱を重ねるときの包み方
これが一番簡単なラッピング。だけど、慣れないと結構難しい。包装紙をどのサイズで用意するかも大事で、大きいサイズの包装紙しかない場合は、切って用紙の大きさを調節しないといけない。めんどくさいことこの上ない。
この包装は最速だけど、仕上がりが美しくない。上達すると、これは避けたい包装だと思う。
斜め包み(回転包み)斜め包み(回転包み)
この包み方は、商品が箱だったり角があるんで、ピシッと綺麗に仕上がるから大好きだ。最初はぐちゃぐちゃになちゃってイライラした。難しいですよ、うん。
でも、今では全てこの包み方でやれっていうなら、デパートの売り子さんにも負けない。おみ子、手先はめちゃ器用、楽勝。
で、本日もやってきました、こんな時に包装の依頼。お菓子の詰め合わせにしてくれ、と。。。
プレゼント用の箱がないんで、お菓子をそのまま包装するわけなんだけど、これがまたお菓子ってことでかさばる。ちくしょぉ~、どうも見た目が美しくないなぁ。また修行しないと…。しかも、こういう作業中にお店の電話はなるし、店内にもお客さんが増える。なぜなんだろう、マーフィーの法則を思い出すよ。こんな時ばっかり忙しくなるんだもん。
ふぅ、なんとか包装が済んだ。と次の瞬間、
お客さんF:
「ごめんね、これも入れてくれない?」
…は、早く言えよ… じゃない、言って下さい、お願いしますよ。。。
再び包装を開けて、足して、さらにかさばったから包装用紙を大きめに代えて…。フンとに困ったもんだ。んで、これをネタにしようとエントリー。
お客さんの統計を細かくは取っていないんだけど、ある化粧品を買うお客さんは一癖ある。よくよく考えてみると、クレームを言ってくるお客さんはその化粧品を使っていたりする。100%じゃないけど、7~8割。他にも化粧品を取り扱っていて、説明や宣伝は「とある化粧品」より何倍もやっている。質だって値段だっていい物があるのに、何かあんな、きっと。
こういうのは統計を取って何かに役立てないんだろうかねぇ。明日から商品を限定して調べてみることにした。
さて、帰ろう。
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実家が店前に引越ししてきてから、親父は一回の事務所の庭でガーデニングを楽しむようになった。引越ししてきてから一年。ジャングルとは言わないが植物だらけの庭。先日、いちごがなりました。
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