書こうと思ったんだけど、ヒップホップを全然聞かない人にとっては、「は? こいつら 何やってんの」と思われてしまうため、書き残す事をためらっていたつい最近までの事。ジャパニーズヒップホップがここまで生長して、やっと出てきたかっつー(今まではアングラな話題だった)BEEF(争いの意)。
某巨大掲示板では20以上のスレがぶちあげられ、大盛り上がりしていた(現在も?)。これを読むに当たって気をつけて欲しいのは
興味がないのなら、ラッパーとヒップホップというジャンルの類を理解しようとしないでいい。知らない人には「特殊」な事だし、馬鹿にする気持ちもよくわかる。
聞く耳を持ちたいのなら、まずは両者のCDを聞こう。そこから好き嫌いだけで判断してもいいし、静観するもよし、酒のつまみにしてもよし。こういうのがあるって事実を避けて通る事もありだと思う。
その主役が、ブッタブランドのデブラージ(DL)と、キングギドラのケーダブシャイン(K)。
90年後半、日本のヒップホップを「あるレベル※1」に引き上げた功労者の二人に一体… 二人が登場する前から耳慣れたヒップホップ。二人が登場して、あたしの仲間も聞きだした。彼らのおかげで仲間にも理解されたんだ。こういう形で、(良くも悪くも)さらに理解される事になるとは考えもしなかった。いや、Kダブに限っては、的になりえる部分を持っていたとしても、悲しいの一言。あたしは二人とも好きだし。あたしが平和主義なわけじゃない。こういうのもありだ。っていうか、よくある事なんだよ、本当に。大体が「気に食わない」って表現とも取れるけど。だけど、どうもこの記事を追っていくと、異常というくらいに放ったデブラージの「怒り」が突然出現したわけではないことように思える。よく知る人が出てきた、と思った方、知らない事実なら心して細部まで参考サイトを読んでちょ。(某掲示板のスレは見なくて良し)
今年6月19日、blast8月号が店頭に並んだほぼ同日に、インターネット上にDEV LARGEと思わしき人物が K DUB SHINEを名指しで攻撃した曲を発表。トラックにDIS曲として名高い"New York, New York"(The Dogg Pound)と "LA, LA"(Capone & Noreaga)を使用したこの曲--- "Ultimate Love Song"---は、日本初の実名攻撃曲として「2ちゃんねる」をはじめとするインターネットから、ネットにとどまらずシーン全体へと拡がる大きな話題となった。ちなみに、この曲のイントロではblast8月号での K DUB SHINEのインタビューへの返答と思しきリリックも散見され、いかにスピーディに録られた曲であるかがわかる。その後、DEV LARGE本人がラジオで同曲を放送し、この曲が正真正銘DEV LARGE本人によるものであることが確定。また、同曲が8月20日に発売されるトラック・メイカー、 I-DeAのアルバム「Self-Expression」の収録曲であり、MSCの漢との共演曲のアレンジ違いであったことも後日発覚した。そんな"Ultimate Love Song"発表から約10日後、今度はK DUB SHINEが"Poppin' Them Thangs"(G-Unit)のトラック上でアンサー・ソング"1 Three Some"をネット上で発表。それを受けた数日後には再びDEV LARGEがネット上でアンサー・ソング"前略ケイダブ様"で返答。 8月3日現在、これ以上新しい動きは確認されていないが、しかしこの一連の動きの激しさからいって今後も更なる動きが起こることが予想される。
(blast10月号 公論R「Ultimate Love Songの巻」『知っておきたい前知識』より)
ネット、雑誌、ラジオ、ジャパニーズヒップホップの今年は、このニュースは決まりだろ!ってな感じ。
問題はKの発表した作品のリリック(歌詞)の一節に、対してDLが怒ったとも言われている。
◆現在の状況◆
とあるサイトにK DUBを痛烈にDISした曲がUPされる
DEV LARGEがラジオで自分の曲と認める
(9分間も… 恐い、DL)
K DUBがアンサーソングを展開
DEV LARGEがアンサーソングを展開(Kのアンサーに対して、中2日。異常w)
K DUBがDj KAORIのラジオ番組に出演 → コチラ
そのラジオの視聴→ コチラ
DEV LARGE、SOULTRAINに出演 → コチラ
以上の事をまとめたサイト。かなり詳しく書いてある。もっと読みたい方はぜひ。Kダブのコメント、用語解説、DL、K、両者のリリックの全文もあり!!(必読)
ソウルとレイン:デブラージの出演日、飲み明かしちゃって「ど」忘れしてた。まじで、生で聞きたかった。しかし、ラジオのコメントを拾ってくれているサイトもあり、デブラージのコメントが事実のように見えてくる。本当にKはフェイク?
参考サイトには雑誌Blastの事も拾ってあった。あたしは毎月買ってるんで、しっかり読んだんだけど、ライムスのウタさんが「これはBlastに対する~~」って発言が良かったなぁ。昨日、再び過去の記事も読んだけど、公論Rの皆さんはいい事言ってるじゃないか。なんで連載中止にまでなっちゃったんだろうか※2
結構「やれ!やれ!」という意見が多いんだけど、このまま終わってしまうんでしょ?Kじゃないけど「第三会議室」みたいな物で取りあえげてもいいんじゃないかな。
リスナーの一人としては、悲しい事に尽きる事件。
※1:
両者が所属するグループのアルバムは、日本のヒップホップクラッシックとして、今でもマストアイテム。聞かずして語れません。
※2:
雑誌Blastのコーナー「公論R」、今回の一件が決め手で連載が終了。雑誌編集部と考え方の違いが再び起こったという。ブラストは毎月楽しみにしている雑誌だけど、去年のBボーイパークの乱闘騒ぎも特集しないし、Beef関連には神経質になりすぎか?とあたしも思ってしまうような逃げ腰。どの事件。問題にも、その事実を伝える場所を提供しいるラジオ媒体(ソウルトレインリスペクト)なんかに比べると、初の本格的ヒップホップ雑誌にもかかわらず、納得はいかない。そういう意味では離れていく「公論R]の動きも納得。これでブラストでは、問題を第三者的に捉えようとする動きも無くなってしまった。ただの言い合いに終わらせないためにも、もっとこういう物の歴史も雑誌が特集するべきなんだけど。とくにファンじゃない人のために、やるべき事だと思うんだけど。
最後に、音源のリンクを。DLが放った怒り。まじで恐い。そして、ひたすらかっこいい。単語が汚いので、気分を壊したくない方は無理に視聴しないように。
<音源>
ULTIMATE LOVE SONG(DLのディス)
THREE SOME(K-DUBのアンサー)
前略ケイダブ様(さらにDLのアンサー)
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