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ハピバが連日続きまくりで、正直疲れてきちゃって贅沢この上ない感じ。昨日は、元・バイト先で知り合いになり、今では毎月顔を出している小料理屋のマスターに「ふぐ」をご馳走になっちゃいました。ママさんもいて、三人で食事に行くのは何年ぶりか………。っていうか、誕生日祝いをしてくれるなんて…。っていうか、直々のお誘いに緊張。

待ち合わせのふぐ屋へ到着。入るなり、いろいろ料理が届く………。

マスター
「全部食え」

てっさ、てっちり、ぶつ刺し、から揚げ、ひれ酒、おじや、、、く、食い過ぎ…

へぇ、鍋じゃないんですね………。

う、動いてる………さばいたばっかりなんだ………。

その昔、毒があるからって食べる事を禁止された“ふぐ”。美味しさを知っていた人々は法を破り、毒に当たろうとも食べた“ふぐ”。禁止されているから“てっぽう”と隠語で呼ばれた“ふぐ”。

うまそー。（じゅるり）

マスター
「俺ら、焼き鳥食べてきたし、少しでいいから、全部食べろ」
「ほら、くちばしの部分がうまいんだぞ」
「骨の付いているところがうまいぞ」

どんどん皿にもられて、「わんこそば」ならぬ「わんこふぐちり」状態。ふぐは身をしゃぶって食べたりもするから、忙しいったらありゃしない。しかも、会話をしながらだから、かなり大変だった…うっぷ。

料亭出身の板前さんに、“おじや”まで作ってもらうっていう…。

あたし
「すみません、お休みの時まで作ってもらって」

ママさん
「うちの人、鍋奉行で焼肉奉行なのよ。いつもやってくれるの。だから、気にしないで」

写真の雑炊、かなり塩を入れてる。なもんで、ポン酢はちょっとでいい。いらないくらい。ふぐ屋のポン酢って、こだわり感じるから好きなんだけど、それがいらない。なんてステキな雑炊！！うっぷ。

あ、そうそう。ふぐ料理の「ふぐ刺し」「ふぐちり」は、「てっさ」「てっちり」というんだけど、なんでか知ってる？ふぐは昔から「てっぽう」と呼ばれていて、お刺身が「てっぽう刺し」、お鍋が「てっぽうちり」といい、それが略されて「てっさ」「てっちり」となったらしい。（関西ではふぐの事を「てつ」ともいう）
「滅多にあたらない」という鉄砲の命中率を馬鹿にした語源説や、「当たれば死ぬ」という鉄砲の威力からきた語源説、これらがよく言われる説で「毒にあたる」とかけているそーです。
禁止された魚なのに、隠語で呼ばれ親しまれていたってことは、昔の人も美味しいものを知っていたんだなぁって、ちょっと「へぇ」を１０回くらい押してみたい気分でしょ。
ちなみに、「ふぐ肝は毒があるから食べれない」ということは知っているでしょ？しかーし！「肝」は食べられるんです。あたしは食べた事がないんだけど、ふぐ屋では提供している場所があるとか………もちろん違法です。調べると、大分ではかなり多いとか。肝を溶いたポン酢で「てっさ」を食べるとか、肝自体が古漬けであん肝みたいに食べるとか、いろいろな食べ方を聞きます。味ってどうなんだろ………ピリっと舌にくる味とかだったら、絶対に食べたくないですよ（笑）

ふぐについてはこちらをどうぞ。秀吉がふぐを禁止にしたって辺りは興味深い！

ふぐの歴史

………で、楽しい時間があっという間に過ぎて、解散の時間。あたしの誕生日、K子とマスターの店へ行ったら、その時もあたしの好きな日本酒を用意してくれて、フンとにフンとに感謝感謝なんだけど、さらにふぐまで…。親戚の子供のように可愛がってくれるマスターとママさん、今後もよろしくお願いします。ふぐなら何度でもつき合います！ぺこり。

―１２時

解散後、携帯を取り出すとガーリックM氏から連絡が入ってる。どこかで飲んでるのかなぁ。連絡してみると、地元からちょっと離れた所で迷子になっているらしい（笑）

はぁ？？？

しょうがないなぁ、迎えに行ってやるか。
ということで、小岩→柴又をチャリで激走。大汗をかいた。

………M氏とその後、いろいろ遊んで帰宅は４時前だったけど、それはまたの機会に。ふぐで話を終わりにしたい。っていうか、もう仕事しなきゃなので。遭難してたM氏の話、それからあたしらがどんだけ元気だったかっつー話も書きたいんだけどさ。

というわけで、以上。
ぺいーす。