メイシーズの地下にあるフードコーナーにて休憩中。
この旅は移動とイベントの繰り返し。想像以上に過酷だ。
あたし、東京じゃあまり疲れないっていうか、「疲れた」って言わない。
疲れている実感がとてもあって、NJに行ったらのんびりしようって決めた。
フードコーナーでティーパックを取りコップにお湯を注ぐ。
うーん、めんどくさい。コーヒーにしても良かったかなぁ。
外人のカップルがどれにしようか迷っていて、なかなかフタが取れなかった。
どれがどれなのか、教えてやってもいいが、
男に頑張らせる意味で黙ってみてた。
ったく、それじゃ彼女をリード出来ないよ!!ってんだい。
コーヒーなんぞ、おりゃーって注いじゃえばいいんだよ。
あたし
「えくすきゅーずみー」
カップルにどいてもらい、フタを取った。
日記メモ
『えくすきゅーずみー」が発音しにくい』
レジに並ぶ。目の前にスーツな韓国人。
彼、会計をクレジットで済ましてるんだけど、
あれ?カードを受け取らずに行っちゃったぞ?おーい!
レジの黒人女性が追いかけようか、どうしようか迷ってる感じ。
手の空いている従業員を呼んで、カードの事を話しているみたいだ。
あたしの番、ま~~だ?
カードを持ってレジの女性が戻ってきた。
戻ってくるのを待つつもりかな?
あたしはコーヒーの値段もわかっていたので、
小銭をチャリーンと払ってレジを出た。
席を探していると、さっきの韓国人が飯を食べていた。
こいつ、自分のカードの心配してねぇーなぁ。
あたし
「へい、みすたー。ゆー ふぉげっと ざくれじぃとっかーど。くれじっとかーど いずいん れじすたー」
(今思えば、過去形にした方が良かったか?have forgettenなのか?)
韓国人
「(不審そうにあたしを見てから)おぉ!!」
あたし
「あいむ るっきんぐ ひあ」
(ここは私が見てるって言いたかった)
韓国人はレジにカードを取りに行った。
無用心だなら、バックとか置きっぱなしで行っちゃったよ。
あたしが窃盗犯なら確実に荷物を持って行っちゃうのに。
おっ、戻ってきたぞ。
韓国人
「さんきゅー」
あたし
「よーうえるかむ」
確実に「You're welcom」を使いこなしたぞ!!おぉー!!自分に拍手。
さて、飲むか。日記も書かなきゃだし。
バックからiPodを取り出す。
何気にこの旅で使うのは初めてだな、iPodは。
日本語ラップと日本語レゲエをしこたま入れてきたのに、
全然聞いてなかった。これも多忙のせいなんだろね。
あー♪やっぱMUROかっけー♪世界に誇れる音楽家だ。
一時間半、休憩。
30分くらい前、目の前をMBが通る。
気が付かれなかった… あいつ、一人なのかなぁ。
集合の20分前辺りで外に出た。
タバコを吸って、メイシーズの辺りをぐるりと回ってみる。
黒人さん
「へい!!○◎▽□×○◎▽□×」
あたし
「わっつ?」
黒人さん
「○◎▽□×○◎▽□×○◎▽□× ゆあ さんぐらす」
サングラス? サングラスはポッケにしまったぞ。
あたし
「まいさんぐらす?」
ポッケからサングラスを出そうとした。
あれ?ない! サングラスがないぞ!
黒人さん
「(来た道を指差して)○◎▽□×」
あっちに落ちているっぽい。
来た道を戻ってみる。黒人さんも付いてきた。
どこら辺だろ、落としたのは。
黒人さん
「しっと!!おー、あいむそりー」
謝っているってことはもう無くなっちゃったって事か?
何度も謝っているぞ。そんなに謝らなくていいって。
あたし
「さんきゅー」
黒人さん、去り際に振り返ってくれて、ごめんのポーズをしてた。
なんていい奴なんだろう。してくれた事に感動し、
サングラスを無くした事は全く気にならなかった。
MBがY子に、東京で迷子の外人を助けてやれって言ってた事を思い出した。
そうだ、そうだ、あたしも助けてあげよう。
まぁ、サングラスは1000円程度の物で、
日除け用だから、また買えばいいんだ。
損して得した気分。
集合場所に到着。MBとY子はバラバラでやってきた。
MBの顔が怒り顔だが…まさか…
案の定、二人はもめている感じ。またかよ。
もう移動の時間が迫ってきているのもあり、
ホテルへ荷物を取りに行った。
次は移動。ペンステーション(駅)からNJに向けて移動する。
ホテルから荷物を取って、駅に向かう途中、
昨日飲んだバーに寄った。Y子の帽子が忘れ物として残っているかも。
Y子が店の中に入っていき、しばらくが経った。
戻ってきたY子の手に帽子は無かった。
Y子
「昨日働いていた人が今いないから、電話番号を教えてきた」
そっかぁ、Y子も帽子を無くしたかぁ。
MBの怒りはそれについてじゃないと思うんだけど、
とにかく機嫌は良くないみたい。
ペンステーションに到着。まじであたしの荷物は重ぇ。
MBとY子は切符を買いに行った。
あたしは荷物番。
MBとY子が戻ってきて、一旦地上に出てタバコを吸った。
Y子が携帯で、NJのデイブ(Y子の知り合い)に電話をかける。
MBは時刻表とにらめっこ。
MB
「もしかしたら、一本早めに乗れるかも」
あたし
「え?」
急に急ぎだしたもんで焦った。早歩きでホームへ。
MBの予想通り、電車にはギリギリで乗れた。ふぅー。
これから一時間、一回の乗換えで
デイブの家があるマウンテン・ビュー(駅)に着く。
「NJ TRANSIT」NYとNJを結ぶ路線。
車内でもMBは時刻表を見てる。
おもしろいのかね、あの表って。
Y子はデイブと連絡が取れないらしく、
デイブの家族にも電話をかけている。
誰にも繋がらないみたいだ。
一時間後、マウンテン・ビューから手前の駅で乗り換え、
やっとマウンテン・ビューに到着。懐かしい景色が広がる。
誰もY子の電話に出ないため、
デイブんちには徒歩で行くしかない。
一人でも歩けるくらい何度も歩いた道のりだ。全然問題ない。
暗い…けど、騒音は凄い。この道の隣が国道。
ビュンビュン、100キロオーバーの車が通ってる。
歩くこと15分。
おぉ!!ついに到着したー!!デイブの家ぇー!!
デイブの家の前に行くと、デイブが外に出てた。
電話に出ろよ(笑)
デイブ
「はい、○○ー○!!」
あたし
「デイブ、ぐっつーしーゆーあげん」
デイブ
「ぐー」
家の中に入り、デイブの奥さん・テレサ(発音はトゥリサ)、
家族のタラ(女子)、パトリック(パチョリック・男子)に挨拶。
みんな、久しぶり!!!もどってきたぞー!!
再会を喜んだ後、二階に用意してもらった部屋へと移動。
居座る部屋は、元々この家族の一員・デニスの部屋。
今回も貸してもらえるということで、
ほちほどデニスにはお礼を言わなきゃね。
今はまだ仕事から帰ってきていないらしい。
帰宅が遅いんだよなぁ、彼は。
かなりナイスガイで、彼女が4人もいる、うらやましい奴なんだ。
ここがあたしの寝床。ソファーベッド。
前回はエアーベッドだったから、ちょっと良くなったって感じ。
エアーベッドはさ、空気が抜けてきちゃうんだよね。
MB達はデニスのベッドを使用。
ダブルサイズだから、二人でも十分OK。
っていうか、あたしがいかに過酷な旅をしているかが、
ベッドの質でわかってもらえるかな。
荷物を置き、スリッパに履き替えた。
下に下りると、デイブがピザを注文してくれているらしい。
デイブ
「ぴざー!!」
前回の旅行の歓迎もピザだった気がする。
30分くらいかな、みんなとテーブルで会話。
英語が出来ないと、こういう時に苦労する。
Y子が通訳になってくれて、本当に助かる。
Y子がお土産を出したので、あたしもお土産を渡した。
浮世絵のパズル、あまり食いつきがよくなかった…。
そっかぁ、まぁ、仕方ないか。
Y子のお土産の一つに、相撲の四十八手がプリントされた手ぬぐいがあって、
そっちの方が人気があった… あぁーw
MBはお土産を忘れたので、とっても悔しがっていた。
あははは。
ピザが到着。
相変わらずでけぇな
シンプルなプレーン・ピザ。うまそー!
デイブ
「ほっと・そーす!!」
でかっ!!
もちろん、これを使うわけじゃない。
デイブはこうやっていつもふざけてる人。
こっちの食事、ホット・ソースがやめられなくなる。
何にでもかけたくなるんだよなぁ。
ピザにホット・ソースをかけて食べる。まじうめー!!
ビールももちろんうめぇー。
あー、やっとデイブんちに来たなぁ。
まだ半分かよ、この旅行。長旅だ。
いろいろ経験も出来るし、なんて素晴らしいんだろ。
MBとY子にしこたま感謝だね。
(コービーは見れなかったけどなっ!!)
次回から、登場人物にカタカナの人が増えますw
つづく。
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