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タイムズ・スクウェアにある「吉野家」にホテルから歩いてきて一時間。
旅行に来て初めて本格的な寒さも体験し、ちょっとお疲れ気味。

「吉野家」に入店。メニューを眺める。
一人で注文してみる。

どうしよっかなぁ。並盛か大盛…
いや、大盛か特盛しかないんだった、ここはアメリカ。

注文の勢いでLargeを頼んでしまう…食べれるかなぁ。

（＋チキンヌードルスープ＋ペプシ）

うーん、やっぱり普通のサイズにすれば良かった。
今思えば、コーラも余計だったなぁ。

MBの後日談
「あー、コーラと吉牛も（一緒に食べるのが）普通になっちゃったなぁ」

たしかにそうだよな。普通、お茶だろ。あたしもコーラを普通に頼んでた。

MBとY子は並盛とスープを。ん？スープの数が合わないぞ？
おぉ！！MBは味噌汁とチキンヌードルスープ、二つも頼んでる。すげースープフェチ。

MB
「せっかく来たんだから、味噌汁を飲まないと」

言っている事はわかるが、二つも…

MB
「スープならいくらでも飲める」

なんかむかつく奴だよね（笑）

NYの吉野家に限った事じゃないと思うんだけど、
ここでしか食べた事がないんで、日本のそれと比較させてもらう。
とにかくさ、味が濃いんだよね。だから米が進むんだけど、
肉ばっかり乗っているから、飽きちゃう。
紅ショウガで散々ごまかしたんだけど、少し残した。

あたし
「大盛は失敗だったなぁ」

MB
「お前、注文間違えたろ？セットを進められてたろ？」

あたし
「違うよ！！ちゃんとラージを頼んだよｗ」

MB
「なんか違うのを言われてた気がした」

あたし
「ちゃんと頼んだって」

もぉー、Beefに飽きた。今日の昼飯はサラダにする！！

出かける前、朝飯後はガイドブックを買いに行く予定だと聞いていた。
「紀伊国屋」があるらしいので、そこで日本語のガイドブックを買うつもりらしい。
ここ「吉野家」からは歩いてもいける距離なので、寒いけど頑張って歩くことになった。

ふぅー、飯の後の一服うめぇー

歩くこと１５分強。「紀伊国屋」に到着。
ビルの一階にポツンとあるって感じ。外から見ると、中は暗そうな感じする。

中に入ると、やっぱりちょっと暗い。静かだし。
日本でよく見かけるような雑誌が棚に並んでいて、
奥には漫画のコーナーがビッシリ！
えぇ！こんなのまで置いてあるの？と思うくらいマニアックな漫画もあって、
もちろんほとんどの漫画が日本語版なわけだけど、
「ナルト」や「ブリーチ」「ドラゴンボール」等は英語版も発売されていた。
「ナルト」の人気は日本でも聞いていて、こっちに着いてからアメリカ版の「ナルト」も見た。
（「だってばよ」はなんて言うんだろｗ）
「ワンピース」よりも人気が高そうな感じ。
（この国は「ドラゴンボール」の実写を作ってるそーだねぇ）

MBとY子はガイドブックを真剣に選んでる。
マッパー・MBが最終的に選んだ本を購入。＄２５。高ぇぇぇ！！
あー、まじで高いな、そのガイドブック。

っていうか、以前やっていた仕事で、
某有名ガイドブックのNY版を作った事があって、
その本ももちろん棚に並んでいたんだけど、
もう改訂版が出ていて、あたしの携わった本じゃないのに、
昔の過酷だった仕事を思い出した。うげぇー。
ガイドブックって、旅行者の助けになるけどさ、作ってる側は旅行なんて行けやしない。
楽しんで作っているかのような内容の本でも、
「行きたいのは自分なんだ！」というモチベーションで作ってる人がいるって事を知ってほしいｗ

NYのMapと日本語のガイドブックが揃った。
それを手にしたMBは、いよいよマッパーとしての実力を発揮し出す。

もう地下鉄の乗り継ぎも平気らしい。
今日回りたい場所までのコースをサーチし始める。

「紀伊国屋」の前のビルに、メトロポリタン美術館のショップが出ていて、
中では美術館で売られているグッズの一部が売っていた。
おぉ！昨日はグッズまでたどり着けなかったから、ちょっと寄ってみる。
中で欲しかったエジプトの展示物が写っているマグネットを買った。
（現在、うちの冷蔵庫に張り付いていまーす）

で、あたしの買い物が終わった後、もう寒さで歩くのは辛いし、
歩いちゃうとものすごく疲れちゃう距離に次の目的地があるってことで
地下鉄で移動することに決まった。

NYらしい風景の一つだって思ってるNYの地下鉄。

切符の自販機もおもしろいデザイン。日本の自販機は味気ないよね。

今回はまだNYに滞在し地下鉄を使うので、メトロカードを買う。
このカードを＄１０で買うと地下鉄を６回利用出来る。
（NYの地下鉄は端から端まで乗っても＄２）

このカードがあれば、いちいち切符を買わないで済む。
この後も非常に便利だった。
前回の旅行で、MBは＄１冊を一枚飲まれているんだけど、
これなら飲まれる心配もないよねｗへへ。

地下鉄はどこから乗ってどこに降りるのか、地図を見てないんでよくわからない。
逆に地図ばっかり見てるMBは、もう地下鉄はマスターしたらしい。
リスペクト！！

ん！！

電車の中で黒人男性が叫び出したぞ？なんだ？

Y子の話だと、ホームレスの支援団体の人が、
ホームレスのためにペニー（１セント）でもいいから、
寄付をよろしくお願いしますって話をしているらしい。
電車の中で突然こんな事が始まる。ぷちカルチャーショックだ。
MBはペニーをあげてたけど、
あたしはホームレスに関してちょっと思う所があるからシカトしてた。
周りの人の多くが寄付に参加していたのと、
駅についてその黒人さんが電車から降りすぐ隣の車両に移ったのを見て、
これはかなり寄付が集まるだろなぁって思った。
$１冊を入れてる人もたくさんいたし。あれが詐欺じゃないことを祈る。

地下鉄を降りて地上へ。
う～ん、ここはどっかで見た事があるなぁ。
ビルも建設中のものが多いし、あれぇー。

あたし
「周りさ、工事中のビルばっかじゃね？」

MB
「グランド・ゼロだからだよ」

あたし
「あぁ～～！！なるほど！！」

で、グランド・ゼロを通り過ぎ、店（ビル）をグルグル回った。
（グランド・ゼロは前回の旅行で見学済み）

そんなに買いたいと思うものが見つからず、
あたしはMBとY子の金魚のフン。
外は激寒、中は熱々。温度調節がうまくいってない。

んで、ちょっとコーヒータイムにでもしようかって話になり、目に入ったデリに入店。
おぉ！ここのデリはでかい！！食べる物も飲む物もたくさんある！！
ここで昼飯になった。

サラダバー、肉・魚料理バー、スープバー。
一度には食べきれない料理がたくさん置いてある。
サラダバーの他に、自分でチョイスしたサラダを
ドレッシングと混ぜてくれるブースもあって、
そこは長蛇の列だった。じゃ、あたしも混ぜてもらおう。

サラダバーへ。
重さで料金が決まるらしい。サラダをしこたまパックにつめる。

MBたちとは別れて選んだ。
あー、このスープバーのどれかをMBは持っていったろうなぁ。

MBがいた。

MB
「あっちは（野菜を）選んで混ぜてくれるらしいよ」

あたし
「え？ここで選んだのを持っていくんじゃなくて？」

MB
「あそこで頼むみたいだよ」

あたし
「えぇー、もう選んじゃったよー。諦める」

混ぜてくれる方にはツナとかコーンがあったのに…ぶーぶー。

サラダパックを持ってレジへ。
もう一人でも全然平気。

店員
「えにしんぐえるす？」

あたし
「のー、ざっつおーる」

ベリベリスムーズだ。

…おっと、飲み物も買おう。またレジに並ぶのがめんどくさいけど、
ここのデリは混雑しているわりに、店員の処理が早いからすぐに買える。

コーラばっかりじゃあれだから、コーヒーを飲んでみる。
コーヒーも自分でカップにそそいでレジに持っていく。
何種類かサイズがあって、どのサイズがどの値段かわかっていたんだけど、
隣にいたおばさんに、わざと聞いてみることにした。

あたし
「うぃっちぃず　ざえくすちょらかっぷ？」

おばちゃん
「わっつ？」

あたし
「うぃっちぃず　ざえくすちょらかっぷ？」

おばちゃん
「おー、でぃす（extraを指す）」

あたし
「せんきゅー」

一応伝わったらしい。わざと会話すんのも大変だな、こりゃ。
今度はパツ金のおねーちゃんにしよう。

サラダ♪サラダ♪
肉も好きだけど、野菜も大好き！
居酒屋とかあたしんちの宴会じゃ、必ずサラダを出すくらいなんだから、
どこにいてもサラダは欠かせないんだよね。うーん、おいしかった。

うちのK子は短大の卒業旅行で、NYに来たんだそうだ。
その時は、ほとんどデリで飯を済ませていたらしい。
ここは多くの日本人観光客が来る地域だから、
きっとK子もこういうデリで食べてたんだろうなぁ。

さて、次は「５番街」と日本でも多少わかってもらえるエリアに行く。
そこはブランドショップが並ぶ、銀座みたいなところ。