っていうか、現在人が観覧中。いらっさいませー。

NYでの最初の夜 後編 ~アメリカ旅行編~

2007年1月アメリカ旅行 | Comment : 0 | 2007.02.16.Fri @ 2:00 PM

MB達と別れて、今夜の寝床、通称“たこ部屋”に向かう。
ドアを開ける前、少し深呼吸して鍵を開ける。
っていうか、開いてる…。

ノック。

(コンコンコン)

部屋に入ると外人が2名。
(あたしも外人だけど)
東南アジア系??

ないすとぅみーちゅー
まいねーむいず ○○(名前) ふろむじゃぱん。

二人の東南アジア系は、
一人がインド人、
もう一人がバングラディッシュ人。
なんだ、アジアじゃんか。
一夜を過ごす人々がアジア人だとわかり、
気負っていた気持ちはかなり落ち着いた。
二人の年齢は30~40歳くらい。

インド人はあたしのベッドの隣に陣取っていて、
大きな旅行カバンから荷物を広げ、
かなり幅を使ってアイロンなどをかけていた。
アイロンや洗濯物をやりながら、
あたしに声をかけてくれる。

「どれくらいいるの?」
「何しにきたの?」
「何歳?」
「今日は何をしたの?」

これを答えるのに20~30分くらいかかった気がする。
インド人は日本人が珍しいのか、
あたしの単語トークに付き合ってくれて、
時間がかかっても話を聞いてくれた。
あたしは辞書と英会話の本を見ながら頑張ったんだけど、
どこまで伝わったかなぁ。
メトロポリタン・ミュージアムに行ったんだって言うと、
「僕はここから近所の自然博物館で仕事をしてる」って返してきた。
ワイシャツにアイロンをかけている様子から、
NYに滞在中って感じだから、出張か何かなのかと勝手に解釈した。
「ここから近所の自然博物館で仕事をしてる」ってさ、
これを理解するのに、かっこ悪いほどの勘違いをしてから
たどり着いたんだよ。この苦労がお分かりか。
んで、インド人がiPodにスピーカーを接続し、でインド語の曲を流し始めた。

あたし
「どぅーゆーらいく かんとりーみゅーじっく?」

なんて聞いてみたら、

インド人
「いえす、らぶ まい かんとりーみゅーじっく」

My?

あー、なるほど。
あたしは「国の音楽は好きか」って聞いたのか(笑)
流れている曲がカントリー風だったから、
ジャンルの「カントリーミュージック」の事を聞いたんだけどね。

あたし
「ナーイス」

と言ってみたら、インド人は嬉しそうにボリュームを上げた。
まぁ、結果オーライでいいと思う。

インド人
「この部屋には三つの国の人がいるね」
(つりーかんとり~ うんたらはー)

あいしーあいしー

奥のベッドのバングラディッシュ人は、
特徴もなく、よくいる外見の男の人。
(カレー屋にいそうってのは偏見)
全然会話に入ってこなかった。
インド人とは何度か会話している所を見かけたけど、
ほとんどインド人がしゃべっていて、
バングラディッシュ人はあまりしゃべらない人だった。

インド人はあたしの英会話の本を見せてくれって言い、
ページをパラパラして笑った。

インド人
「のーのー、こんなの必要ないよ。ゆーの事はわかるよ」

みたいな事を言ってきた。
あたしはほぼわかんないんだけどね(笑)

あたし
「さんきゅー ないすとーきんぐ うぃず ゆー」

会話の切れ目が出来たので、
着替えて、ベットに横になって、
目を閉じるとすぐに寝れた。
うげー、英会話、しんどーい。

でも、まぁ、なんとかやり遂げただろ。
日記は朝起きてからにする。

zz ZZ zz ZZ zz ZZ zz ZZ …

zz ZZ zz ZZ …

zz ZZ …

暖房がガンガンにかかっているので
ものすごく喉が渇く。水を買っておいて正解。
今何時だろ。おぉ、4時。
こんな時間に起きちゃって…
寝たのは10時くらいだから、
よく寝た方なんだろうけど。

皆さん、寝ているようなので、
そぉーっと起きて地下に行った。
日記、水、タバコ、
おっと、買っておいたブドウも持っていこう。
冷蔵庫に入れておいたのを思い出す。

20070214000055.jpg

三階から地下へ。
さすがに四時、誰もいない。
いても困るんだけどね、はは。
テレビがついていて、さっきまで誰かがいた感じ。

で、ブドウを食べながら日記を書く。
空調の音とテレビの音、
それに外から聞こえてくる叫び声とか
パトカーの音とか。結構騒がしい。

なんだろ、今日はかなり書くことが多くて、
全然終わらない。
そりゃそうだよなぁ、
NYまで移動してきて、美術館に行って、
ホテルに帰ってくつろげるのかと思ったら、
お前はたこ部屋に行けー!だもんなぁ。

長文を書いてたら、ペンのインクが無くなった。
ありゃりゃ、困ったぞ。
代えのペンを持ってきてない。んー。
仕方ない、借りに行くか。
フロントに人がいたし、チャレンジしてみる。

一階のフロントへ。

あたし
「はい!」

従業員
「はーい!」

あたし
「あー、えっとー、
あいうぉんちゅーらいとあだいあり~
あー、きゃないぶろーざぺん
おあ さむしんぐとぅらい」

あってんのか?間違っててもいい。
やけくそー。

「something to write(書くための何か→何か書く物)」は
ニンテンドウDSの「英語漬け」で一昨日練習したんだ。
伝われ。
(ブブー。翻訳ソフトでは「the written one」と言うらしい。)

従業員
「おーけー(ガサガサ)」

ペンが出てきた。
おぉー、伝わったらしい。
(よく伝わったなぁ)

あたし
「せんきゅー」

「borrow = 借りる」は
Y子に教えてもらっていたから使ってみた。
「Can I take」じゃダメなのかなぁ。
(borrowでいいらしい。)

日記には

『I went to brrow a pen.』

私はペンを借りに行った、と書いてある。
中学生かっつーの(笑)

激しくダサい。

さらに、

20070214000077.jpg
『書ける~!』って書いているのがもの凄くダサい。

うーん、まぁーぁ、一人でもなかなか出来るらしい。
9割以上は使えない英語だけど、
焦らずに挑戦してみる。

で、日記をざーっと書いていると、
中東系の男達がぞろぞろ地下にやってきた。
ホテルの玄関脇に、直接地下に通じる階段があって、
そこから何かを運びにやってきたらしい。
らしいってのは、何かを運ぶための台車を持っていたからで、
10分後、地下の奥に置いてあった便器を運びだしていた。
こんな朝(5時過ぎ)から仕事してるのか…。

また、地下には部屋が2~3つあって、
部屋には中東系の人が住んでいた。
何度もその人たちがあたしの後ろを通っていく。
ある部屋には家族で住んでいるらしく、
そこのガキがあたしを珍しそうに見たりする。
Y子の話だと、彼らは低料金でホテルの地下に
住まわせてもらっているらしい。

6時前になると、
一階から太っちょのおばさんが降りてきた。

おばちゃん
「てれび、かえていい?」

みたいな感じでしゃべってきて、
手にはリモコンを持ってる。

あたし
「ぷりーず」

って適当に答えてみた。

おばちゃん
「じゃぱにーず?」

あたし
「いぇす」

おばちゃん
「うぇんでぃっずぅーかむひぁ」

あたし
「あー、今日、じゃなかった。つぅでぇい」

おばちゃん
「つぅでぇい?○▽×◎○▽×◎…」

さっぱりわからない。

あたし
「そーりー、あいきゃんすぴーくいんぐりっしゅ ありろぉ」

「can not」は使いたくないので、「a little」をつけた。
生意気なのはわかってるって。

おばちゃん
「○▽×◎○▽×◎」

あー、さっぱりわかんないので、笑ってごまかす。
そろそろ逃げようかなぁ。
と思っていたら、おばちゃんが去っていった。
あたし、感じ悪かったかしら。いや、そんな…。

よし、あたしも部屋に帰ろう。
ペンをフロントに返して部屋に戻る。
戻ってシャワーを浴びよう。

おっと、バングラディッシュ人さんだ。

あたし
「ぐっもーにん。つぅーざしゃわー?」

バングラデッシュ人
「…(ニッコリ)」

笑ってシカトされたぞ。

このホテル、
各階にバスルーム(シャワー・トイレ)が二つある。
バングラディッシュ人がシャワーに入ったため、
もう1個のバスルームでシャワータイム。
ん?お湯が出ないぞ…

くそぉー、ここのシャワーは壊れてるぞ!
仕方ないので顔だけ洗う。SHIT!!

再び部屋に戻ると、
バングラディッシュ人はもうスーツに着替えていた。
あたしも着替えてMB達の部屋に行く。

(MBの部屋)「コンコンコン」

ん?まだ寝ているのか?

「コンコンコン」

Y子が開けてくれた。
まだ二人とも眠たいらしい。
何時間寝ているつもりだ。

あたし
「寝すぎだろw」

MB
「あ~いむ た~いや~ど~」

あたし
「あははは」

MB
「しぃ~~っと」

あたしの真似をしているらしい。笑える。
最初はバカにしてたくせに、
真似してみたくなったんだな。

MBは全然起きようとしない。

シャワーに行こうとするY子に
バスルームの故障を教えてあげた。

MBには、“たこ部屋”での出来事や、
今朝の出来事を話した。
“たこ部屋”の相手が
インド人とバングラディッシュ人だったのを言うと
爆笑された。このやろー!頑張ったのにー!w

んで、なんとか一日を過ごせたし、
この後も平気だと告げる。
凹んでいないあたしにMBはちょっと不満そう。

さて、MBも着替えたし、Y子の準備もOK。
これから朝飯を食べに行く。
今朝は何を食べるんだろうなぁ。

【→もっといろいろ読む】




[ Facebook いいね!]と「Facebook 送る」
長らく「WEB拍手」を設置してきましたが、facebookの「いいね」を設置することにしました。
お褒めでも苦情でも、何でも受け付けているので今後もよろしくお願いします。
尚、「WEB拍手」の方も愛着があるので、
見栄えは悪いですがしばらくこのまま残しておこうと思っています。
[ WEB拍手 ]
WEB拍手 今回はどーでしたか?面白かったり、何か一言あったら押してみてくださいな。WEB拍手
いつも「拍手」ありがとうです。けど、「WEB拍手」には返事が書けません。あくまで「拍手」、あしからず。
記事に対してのコメントは右のフォームよりお願いします。トップページのメニューには掲示板も用意してます。
(*「WEB拍手」は稼動してます)
コメント数:0
『NYでの最初の夜 後編 ~アメリカ旅行編~』へのコメントはまだありません。
右のフォーム(スクロールに付いてくる右のヤツ)より気軽にどうぞ。
「POST」を押してから、反映には時間がかかる場合があります。
間違えて連続投稿しちゃっても、気にしないでくーださい。
内緒で応援してくれる方は、WEB拍手 「WEB拍手」WEB拍手でお願いします。
こんな超能力 このページの先頭へ戻る NYの朝 「NYを歩く俺」 ~アメリカ旅行編~
お気に入りに登録 RSS



まだありません。気楽にどーぞ。
項目を記憶 | 返答を通知
[+] [Top100]Page Ranking

[1つ前の記事]
こんな超能力
[1つ新しい記事]
NYの朝 「NYを歩く俺」 ~アメリカ旅行編~