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タイトルがやばそうだけど、今回はこのタイトルしかないって感じ。
日本人が全く見当たらない中、
シーズンオフのダウンタウンにやってきた。

外は吐く息が白くなるくらいの寒さ。
でもでも、叫ぶほど寒くないんだよね、これが。

やってきたのは、ここいらで有名なレストラン『アンカー・バー』。
MBがあたしのために選んでくれたレストラン。
ここでバッファロー・ウイングをパクつく。

タクシーとは二時間後に待ち合わせ。
MBのプランでは、ここでタクシーとバイバイし、
帰りは別のタクシーを捕まえるって算段だったらしい。
けど、外ではあまり空車のタクシーが走っていない。
どこもシーズンオフだからなんだろうって事だった。
だから、乗ってきたタクシーはホテルまで送ってもうら事にした。
運ちゃんはいろいろお世話をしてくれたし、感じも良かった。
（ってMBたちが言ってた）

二時間食事をした後、タクシーでホテルに帰る途中に、
ガソリンスタンドか何かに寄ってもらい、
ホテルで飲む分のビールを調達しようって予定をMBが考えた。
あたしはレストランでダラダラ飲むよりも、
ホテルでのんびり飲んだ方がいいって思ってたし、
何よりホテルの部屋ではタバコが吸える！！
三人ともタバコを吸うんで、それが結構大事だったりする。
だから、二時間の食事タイムはナイスアイデアだった。

『アンカー・バー』に入店。
六時ちょい過ぎなのにほぼ満席。
あたし達が後少しもたついていたら、すぐに席へは通してもらえなかった。
実際、あたしらの食事中、入り口付近ではたくさんの人が待たされていた。

入り口に入った瞬間、「あっ！！」となる。
鼻をつくタバスコの匂い。うーん、ウイングがすぐそこにあるぞー。
MBも「匂いすんね」って感じで、うわっ！って感じだった。

席に通してもらった時、他のテーブルを覗いてみると、
巨大な皿にウイングが何十本も盛られていて、
あんなに食べれるのかって、もう口の中はよだれで一杯。
肉嫌いは失神しちゃうってくらい、大盛り。
日本の大盛りは手加減してあるから、超盛りとでも言っとくか。

ウイングの他に、うまそーなピザも並んでいた。
大きさはもちろん巨大。あれを何人で食べるんだろうかと、
食べているお客さんを見た。
へへへ、そりゃ、食べれますよねぇ～、すんません、のぞいちゃって………。

丸々お太りになられたご婦人がピザを食べてました。
ってか、着席して気がついた。周りは大柄な人が多いぞ。

MBは顔がもたれ気味。こいつ、食べれるんだろうか…。
たしかバッファロー・ウイングは好きだって言ってたけど、
あんなに大盛りのウイングを前に、こいつの胃は持つのか？
自分の心配よりMBの胃の心配をしちゃう。
あたしは大食いだからさ、ぜんぜん問題なんだよね。
それより、前回の旅でも胃を壊したMBの事が心配になっちゃう。
（MBはイタリアン・フェスの路上にて買ったバーベキューの肉にやられた）

着席後、メニューをジロジロ。

MB
「何がいい？」

あたし
「（肉しかないだろｗ）　何でもいいよ。あ、サラダもね」

MBとY子はサラダとウイングを適当に選択してくれた。
とりあえずウイングが食べれたら、ピザとかを食べてみようって話らしい。
そうなんだよ、ピザとか注文されたらさ、
絶対に追加の肉が食べれないじゃんね。
あたしはウイングとサラダだけでいい。

バッファロー・ウイングを食べた事のない人に教えておく。
バッファロー・ウイングはピリッと辛いソースでまずは食べてみて。
これがダメなら、あなたは普通のから揚げでも食べてなさい（笑）
って、ろくな事を書いてないけど、とりあえず注文しなきゃだ。

注文は「バッファロー・ウイング２０本セット、ホットソース味」と「シーザーサラダ」。
ウイングは１０本から注文出来て、１０本、２０本、５０本…
５０本ややりすぎだと思ったんだろう。とりあえず２０本を頼んでみた。
本数が増えるほど、お値段はリーズナブル。

今思えば、５０本を頼んでおけば良かった…

シーザーサラダは、MB曰く「大体失敗しないサラダ」だそーです。
メニューにサラダが書いてあっても、
想像通りのサラダが出てこない場合があったりするんで覚えた知識みたい。
たしかにそうかも。

おっと、この注文の前にビールを注文してたんだった。
あたしがコロナを好きで、通好みな地ビールを飲まないのを知ってるMBは、
あたしに「コロナか？コロナか？」と必要以上に聞いてくる。
何でもいいって言っているのに、「なら、コロナにしろよ」って言う。
みんなと一緒でいいんだってば。ビールにこだわりないんだよね。

なもんで、あたしの元にはコロナが到着。
MBとY子の前には日本じゃあまり見かけないビールを注文。
なんだったっけなぁ。

コロナ、うめーぇ。肉、早く肉ぅー！！

まず、シーザーサラダが到着。
２～３人前って日本でいうと普通盛りだと思う。
こちらはさすが。サラダもでかい！！うぉー！！
うれしい。あたし、サラダ、っていうか、野菜大好きなのだー。
MBの言っていた通り、シーザーサラダは間違ってなかった。

食べている時、何を話したっけな。
たしか、前回の旅行であたしが
バッファロー・ウイングを好きになったキッカケを話した気がする。

前回のアメリカ旅行で初めて食べたバッファロー・ウイング。
骨付きチキンに辛いソースを絡めて焼いた単純な料理。
これがとってもおいしかった。
行き先々で何種類かの違うバージョンを食べて、
帰国後もメニューにおいてあれば、必ず注文するようになった。
MBの家に行った時、Y子が用意してくれたウイングに感激もしたし、
最近じゃ骨付いてないとチキンじゃない気もする。
（これはあたしがバカなだけ）

そうこうしているうちに、メインのバッファロー・ウイングがやってきた。
テーブル一杯の皿にウイングが２０本 and ブルーチーズソース and セロリ・ニンジン。
ブルーチーズのディップに付けて食べてもおいしいんだ、ウイングは。

さぁ、食べるどー！

MBに、両手に持ったウイングと共に写真を撮ってもらう。

めちゃめちゃ幸せ～～～～。

あたしのカメラ、電池切れ。たくさん乾電池持ってきたのに、
昼間のナイアガラで使い果たしちゃった。
だから、Y子のカメラでたくさん写真を撮ってもらった。
うひひひ、帰ってから見るのが楽しみ。

で、届いたのが上の三枚（笑）あはは、おいしそー。

文字じゃ現せないくらい、激うまっ！！

うーまーいーぞぉーぉーぉー！！！　by 味王

味王とか書いても、
「ミスター味っ子」知らないんじゃわかんないか。
とにかく、うまいすぎ。
わざわざウイングの聖地に来たかいがあったよ。

サンキューMB（むしゃむしゃ）、サンキューバッファロー（むしゃむちゃ、ぼりぼり）

あたしさ、骨付き肉についてる肉はほとんど食べちゃうのね。
すんげー綺麗に食べないと気がすまないっていうか、
いじきたないっていうか、
フンとに骨しか残らない。
だから、あたしから見ると、MBの皿には
まだ食べれるチキンがたくさん残っているように見える。

あたし
「すんげー綺麗じゃない？」

MB
「食いすぎｗ」

あたし
「うめぇ（むしゃむしゃ）、たまんない（むしゃむしゃ）」

幸せそうな顔してたと思うよ、あたし。
なんてたって、アメリカ料理で好きな三本柱の一つだからね、ウイング！！
（５本になったんだけど、この旅で）

いっきに１２本くらい食べた。
追加注文を考える。早くしないとお腹一杯になっちゃうよー。

MBはタクシーの運ちゃんに教えてもらった、
激辛にチャレンジしてみないかと相談してきた。
あたしはホットソースのウイングで十分だったけど、
MBに全権を渡しているので、いいよーと答えた。

１０本頼むのかと思ったら、
２０本の方が割安、
そして、あたしがかなり食べるだろうって事で
２０本をオーダー。
残した場合は、
テイクアウトでもいいって考えたんじゃないかな。

追加を待っている間、周りのテーブルを観察。
手前の若い子は水でウイングを何十本も食べてる。
後ろの家族はウイング５０本と巨大ピザをペロリ。
あれで何千円なんだから、かなりお得だよなぁ。
しかも、家族全員ファットっていう、
そりゃ太るよ、そんだけ食べたら。

三人ともその家族の食べっぷりに爆笑。

さて、追加のウイングが到着。
ん？なんだ、この色は………。

バッファロー・ウイングは通常、
ホットソースの色なんだけど、
これは真っ黒。こげたのか？いやいや、違うようだ。

恐る恐る口にしてみる。

う……

ぎゃ～～～～～～～～～～～～～ぁ

からぁ～～～～～～～～～～～～ぃ

あたし
「うわっ（汗）」

MB
「これはひどい」

Y子
「食べれないね」

激辛っていうか、コショウ？
頭がボーっとしてくる。何、これ。
こんなの食べ物に対しての冒涜だぁー！
怒りさえ覚える辛さ。

皿にはまだ１７本も残ってるのに、
三人とも一口以上食えない。
しばらくの間、呆然。
口が麻痺しちゃってビールもまずい。

………

うーん。とりあえずトイレに行って、
外の空気を…　外でタバコを吸う。
すぐにMBも来て、

MB
「最後にさ、最初に頼んだのを注文しようよ」

激辛で終わるのが嫌らしい。
あたしはもうかなりお腹一杯になっちゃってた。
けど、MBの気持ちもわかるので、
追加オーダーをする。

１７本も残しちゃったウイング、
どうしようかって話もした。
こんなに残すのは気分が良くない。
持って帰ろうかって話にもなったけど、
これはちょっとひどすぎる味だってことで、
申し訳ない気持ちもあったけど、
店員さんにさげてもらった。
Y子が店員に「ごめんね」と言うと
店員は「みんな、そうよ」と答えた。

てめぇー、最初に教えろっ！！（笑）

MBもそんな事を言ってた。
５本にしてみるとか、注文する前に教えてあげるとか、
そっちの方がいいはずなんだ、って。

さらに追加したウイングは、
丸々テイクアウトにすることにした。
もうこれ以上は食べれないだろうってことで。

担当してくれた店員さんを
MBとY子は気に入ったらしく、
多めにチップを払った。
あたしは居酒屋経験があるので、
あれくらいさばけないでどうするって感じがあって
普通の対応だったんだけど、
MBは気分が良かったみたいだ。

激辛ウイングのソースの味は
「スアサイダー」って名前らしい。
フンとにやられた。二度と食べる事はないだろう。
食えない辛さなんだから、ホント、ホント。
なんつーの、ほとんどコショウ。
タバスコの味が負けちゃってんだから。
体の穴という穴が全開しちゃったよ。
頭皮に悪いって。
ホテルに帰って「スアサイダー」を辞書で引いた。

『suicidal - 自殺』

「スアサイダル」だったのか。しかも、自殺………。
名前の通りだった…。

２時間の約束だったため、２～３０分間迎えを外で待った。
口がヒリヒリする。
この後、帰りにビールを買って、
ホテルでウイングをつまみに飲むらしい。

タクシーが来た。
スアサイダルの話になり、
辛くて残したとY子が運ちゃんに伝える。

運ちゃん
「わかるよ、気持ち」

みたいな事を言っていたので、

あたし
「ダイ！ダイ！」

連呼した（笑）

運ちゃんがチープ（安い）な店があるぞって教えてくれた。
なかなかヒアリングが出来るじゃないか、あたしってば。
運ちゃんの教えてくれた店でビールと栓抜きを買う。

ホテルに到着。
一日面倒をみてくれた運ちゃんとバイバイする。
Y子はとってもいい対応だったと言っていた。
あたしもそう思った。

部屋に戻ってシャワー。ついでに洗濯もした。

三人がシャワーを終えて、冷やしたビールで乾杯。

氷はホテルに用意されているんで使い放題。
洗面所で冷やすっていう荒業。
（あたしのアイデアでーす）

ウイング………
明日の朝食べよう。ビールを飲んだら睡魔が………。
先に寝てしまう

　zz ZZ zz ZZ zz ZZ

　zz ZZ zz ZZ zz ZZ

　zz ZZ zz ZZ zz ZZ

先に寝たので早くに起きた。
日記を書こう。

小腹が減ってきたなぁ。
まだこいつらは起きないし、
そうだ！ウイングがあるじゃん！

ガサガサ、ウイングの入った箱を開ける。
まだ数本残ってる、よし。

パクリ。

うまい！！！

あたし
「あははは　あははは」

早朝から肉を食べてる自分がおかしかった。
しかも、周りは寝てるのに、あたし、食べてる…みたいな。

　zz ZZ zz ZZ zz ZZ

四本目を食べている途中、MBに見つかる。

あたし
「腹が減ったんだよ」

MB
「お前、笑ってたろｗ」

あたし
「うまくて、笑っちゃったんだよｗ」

すると、Y子も起きてきて、

Y子
「テレビかと思ったｗ」
「キモーイ」

うるせー（笑）

肉、美味しかったなぁ。
バッファローウイング、最高ですよ！！

明日はバッファローを離れ、NYに行く。
ホテルもNYに移るから楽しみだ。
ホットドックも食べないと！！
これは外せない。

あたし
「ホットドックは食べるからな。二度言わすなよ」

MBとY子は爆笑した。

あたし
「昼飯も食べるからね！！」

Y子
「ホットドックだけかと思ったｗ」

あたし
「（昼飯がホットドックだと思ってたか）やっぱりな。言っておかなとｗ」

日記には

『飯は大事だ。
　K子に連絡してないけど、怒ってないことを祈る。ではまた。』

では、また。

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