やーまん。
今日も「WEB拍手」に届いたメッセージに応えます。
ネタをふってくれるのはいいんだけど、あたしの文章だから、ほら、
うまく紹介出来るかわからないけどね、とりあえずやってみます。
ヒップホップやレゲエの作品とかはあるんですかね~?
一昨日書いた「のだめカンタービレ」を読んでのメッセージだと思われます。
音楽漫画流行ってるんですかね。BECK(綴り違うかも…)はロック、最近メタルの漫画出たみたいですし…
こんな事も書いてありました。
そうっすねぇ、ヒップホップの映画は沢山あります。
漫画もあるんですけどね、日本人向けの漫画としては・・・どうなんですかね。
正直、イメージが悪くなるような物になっちゃうかもしれないんですけど、これなんかどーかなぁ。
トーキョー・トライブ
井上 三太
井上三太氏はヒップホップ好きで、各所でイベントなんかも企画したりする漫画家さんです。
代表作は「隣人13号 1」や「トーキョー・トライブ2」。
「隣人13号」は小栗旬と中村獅童が主役で映画化もされました。
内容は全然ヒップホップじゃないんだけどね。
ファッション雑誌「BOON」で連載されていた「トーキョー・トライブ2」は、
先ほど紹介した「トーキョー・トライブ」の続編になります。
内容は、、、
すべてのことは、48時間のうちに起こった。シヴヤSARUvsシンヂュクHANDS、トーキョーで2つのトライブが大激突! そしてすべての若者はシヴヤ史上最凶最悪の暴動に導かれる…。ラブ、バイオレンス、青春orDIE!!!!! 井上三太が打ちたてたストリートコミックの傑作が、ここに復刻
こんな感じでうまく書かれているんだけど、よーするにチーマーの抗争劇です。
どこら辺がヒップホップなのかと・・・ストリートを題材にしてるってことなんだけど、
どうしても暴力とか犯罪の匂いがジャンルとリンクしてきちゃう。
だから、イメージ悪いかなって事を先に書いたのね。
出てくる主人公グループも、人は殴るし、万引きしちゃうし、安易に人を殺しちゃいます。
ろくでなしばっかり出てくる漫画で、フンとに困ったもんなんだけど、漫画としては面白い。
TBSドラマ「池袋ウエストゲートパーク
*1
」をイメージすると、この漫画がイメージしやすいかも。
一部の若者を題材に、ストリートを描写しようとしてるのはわかるんだけどなぁ。
「トーキョー・トライブ」は映像化が可能だと思ってるから、随分昔から期待してんのよね。
で、「トーキョー・トライブ」はさっきも名前を出した「トーキョー・トライブ2」に続く。
続くってのは、世界観が一緒ってことで、主人公は別のキャラ。
「あれから○年・・・」みたいなね。
「2」は「1」よりもさらに話がとんでもない事になっていて、
いくら漫画だって、おいおいおーい!って部分が多々ある。
俗にいうヒップホップファッションのお兄さんが沢山出てきて、ケンカしまくり。
バックミュージックを流すのであれば、もー絶対にギャングスタ系のラップ。
ヒップホップってそんなに暴力的なのばっかりかよ!
ちなみに、主人公はDJなんだけど、音楽の話はほとんどありませーん。
向こうの悪いことろをネタにしちゃってまーす。
もちろん、今回もろくでなしばっかり出てきますよ。
「トーキョー・トライブ」「トーキョー・トライブ」のサイドストーリーには以下があります。
TOKYO DRIVE 1 (1)
井上 三太
Tokyo Graffiti 1 (1)
井上 三太
んで、SARUのロゴとかが入ってるステッカー集がこれ。
TOKYO TRIBE2 STICKER BOOK
井上 三太
SARUよりWARUの方が個人的にお気に入り。
・・・書きながら思ったんだけど、
「トーキョー・トライブ」って音楽的な漫画じゃなかった・・・
ヒップホップは四つの要素がある。
・ブレイクダンス
・グラフティ
・DJ
・ラップ
うーん、そうかー、この要素を題材にしたものってのは他にないなー。
三太氏の「トーキョー・グラフティ」くらいだわね。
あ、そっかそっか!漫画からヒップホップに影響されるってんじゃなくて、
要素そのものに影響されるって事だよな。
こんな事をやるなら、教科書になるような曲を紹介していった方がいいってことに気がついちゃったよ。
そういう事なら、これだな。ベタだけど、この映像はHIPHOPのバイブルと言える。
これはDVD版!有名なジャケットはビデオの方。
ヒップホップの要素を知るには一番いい映画。
ヒップホップって言ったら、暴力や金ジャラの黒人ばっかり出てくると思ってんのは大間違いだーっ!
次。これもストリートじゃなくて、ヒップホップそのものを題材にしたやつなんだけどね、
本が出版された時代が古いんで、書いてある事も古いんだけど、
ヒップホップ初心者には勘違いされるような部分あり、紹介しなくてもいいんだけど・・・。
ワイルドQ
中尊寺 ゆつこ
作者は一昨年くらいにお亡くなりになった有名漫画家さん。
たしかこの本の巻末の作者後記に、
ライムスターの宇多丸師匠か、Kダブシャインの名前が出てきた記憶がある。
んー、なんだっけなぁ。
何か作者を注意するような発言が書かれていた気がする。
瀬戸内海の漁村から出てきた兄弟が、N・Yへクラブ修行、ナマのラッパー英語と日本語が交錯する意欲作。HIP・HOP英語完全和訳付きの最強COMICS・EFF2
この主人公、激ダサです。
はい、次。
次っていうか、もう漫画ではネタがないんでこれでも紹介する。
完全なるネタ本なので、お笑い本という扱いにしてくーださい。
公式サイトはこちら。
→完全HIPHOPマニュアル
「リアルで候」って、ウケルーw
・・・あぁー、ろくなのありませんねぇw ぎゃははは
漫画じゃないけど、映画も紹介しておきまーす。
EMINEMの「8mile」が一番知名度があるかな?
8Mile
MCバトルは必見!
自分を変えるんだとか、チャンスをつかむんだとか、「手段」としてのヒップホップが見れます。
EMINEMの半自伝として制作されたんだそーだけど、
ラッパーってのは自分の事を曲にする事だってあるわけで、
作業は違えど、EMIMENがやってる事は同じって感じ。
ちなみに、この映画に登場する奴らも、ほとんどろくでなしです。
んで、もう一つ半自伝的映画のご紹介。
50centの半自伝映画。こっちは「8mile」よりも、さらにろくでなし指数が高め。
成り上がり映画っつー意味では、日本のヤクザ映画の方が筋も通ってるかな、と。
一部の黒人たちが、どういう風に生きているのかがわかるんだけど、結構ブルーになる物語。
少年時代の主人公がスニーカーを欲しがるシーンなんてのは、よくストリートを描写してます。
NBAプレイヤーのアイバーソンはインタビューで
「バスケットをやっていなかったら、ラッパーか売人になっていたと思う」
なんってことを答えてるんだけど、そういう有名人ってのは沢山いるんだよね。
なので、この映画はヒップホップ映画というより黒人の映画って感じ。
あたしは以前、この映画の公開前にこんな事を書いてる。
調子に乗りまくっている50cent、今度は半自伝映画も作るそうです。何発も発砲されてますからねぇ~(9発の弾丸を受けましたw) 、生きているのが不思議なくらいの人生をどう映画にするんでしょうか。エミネムの半自伝的映画「8mile」はおもしろかったんで、ちゃんと作って欲しいです。ネガティブな印象を与えない映画をぜひ。妙にリアルなドンパチ系や本職だったドラック系はやめてほしい。
>ネガティブな印象を与えない映画をぜひ。
>妙にリアルなドンパチ系や本職だったドラック系はやめてほしい
あたしの願いむなしく、そっち系w ギャハハハハ
・・・・
はい、次。
Juice
Omar Epps Tupac Shakur Jermaine 'Huggy' Hopkins
あたしの大好きな2pacが主演。この映画もとあるストリートのお話。
安易に犯罪へ走る若者役を2pacが演じているんだけど、
あいつがまたさ、いい顔しやがるんだよね。悪いことしてんだけどさ、好きになっちゃうわけ。
この映画、公開当時は映画を模倣した銃撃事件などが多発、公開禁止の地区もあったそうな。
登場するのがDJを目指している奴だとか、バックミュージックがラップ曲だからって、
この映画の主人公みたいなのがヒップホップじゃないってことをわかった上で、
この映画とか、50centのだとかを見てもらいたい。
まぁ、日本人からしてみると、B-Boyって「ただの不良きどり」だって切り捨てられちゃうかもだけど。
黒人文化であるヒップホップは、黒人の歴史とか社会的な背景を知ると深く理解出来ると思う。
歴史とか背景とか言うと難しいし、あたしが取り上げることで逆に「はぁ?」って言われちゃうからさ、
これなんかを見て、そういう事もあるんだなぁーって見た人それぞれで考えてもらえばいいと思う。
半ば投げやりだけど、こんな感じの映画。紹介するのはスパイク・リー作品。
ドゥ・ザ・ライト・シング
ダニー・アイエロ スパイク・リー ジョン・タトゥーロ
ブルックリンを舞台に、人種差別による白人と黒人の対立を描いた、スパイク・リー監督作品。
マルコムX
スパイク・リー デンゼル・ワシントン アンジェラ・バセット
スパイク・リー監督が贈る、黒人解放運動家“マルコムX”その波乱に満ちた生涯を綴った伝記映画。デンゼル・ワシントン主演。
デンザル・ワシントン、激似!!!
アレステッド・ディヴェロップメント「レボリューション」は必聴!
クルックリン
ゼルダ・ハリス スパイク・リー アルフレ・ウッダード
ラブ&ピースに象徴される1970年代のニューヨークを舞台に、ある黒人一家を通して喜び、悲しみ、そして人間愛を描く。監督スパイク・リー、主演ゼルダ・ハリスで贈るファミリー・ドラマ作品。
これ、すんげぇー好き!DVD盤も出てたんだなぁ。TUTAYAにあるかしら・・・。
あ、スパイク・リーはさ、「インサイドマン」の監督さんね。これは新作コーナーにあるよー!
ヒップホップの要素「ブレイクダンス」を映画にしたやつがこれ。
RIZE
デビッド・ラシャペル トミー・ザ・クラウン ラリー
シンガー・AIちゃんも絶賛してます、この映画。
国内ではかんなりのダンス・ブームが起こってて、
日本テレビ「少年チャンプル」の番組が再開されたし、
そこでは十何年前に流行った「ダンス甲子園」のレベルを軽く超えちゃってんのよね。
ビックリするくらい日本のダンスレベルは高い。みんなもダンスなら「おぉ!」って見るっしょ?
ぜひ、見てくーださい!!
もっと見たい!って人はこれ。
ブレイキン・コレクション
ジョエル・シルバーグ スタン・レイサン ルシンダ・ディッキー
あー、あたしも久しぶりに「ブレイキン」が見たいなぁ。
手元にないのよね、当時付き合っていた子がいてさ、
2週間くらいで別れたんだけど、そいつが持っていったままになってる。
ふった手前、それだけ返してって言えなくてさ。
あー、そんな事はどうでもいいんだよね。
日本のHIPHOPで一番成功してんのはダンスシーン。
売れてるとかそういう話じゃなくてだけど。
ダンス教室も沢山あるし、夜な夜な踊ってる若い子を見ると、微笑ましいでーす。
ダンサー
「何見てんだ、こらー」
とか言われたことあるけどね、へへ。
・・・・
なぜか余計な事を書いちゃうのが、あたしのいけない癖。
ヒップホップの要素「DJ」を題材にした映画はあるんだけど、ないに等しい。
っていうか、ドキュメントだったり、DJ大会の模様を見たほうが絶対にいい。
なので、これを見るべし!!DJ必見!
SCRATCH (日本語版)
ダグ・プレイ グランド・ウィザード・セオドア アフリカ・バンバータ
レジェンドが沢山出てきますよー。
と、まぁ、いろいろ紹介したんだけど、有名な物ばかりを並べただけになっちゃったかも。
質問は音楽漫画が流行る中、ヒップホップの漫画ってないですよね?というものだったのに、
こういう形でしか紹介出来ませんでしたー。趣旨変えちゃって申し訳ない。
最後に。
日本にもこんなのがあるんだけど、どうだしょね、中身見てないんでなんとも。
いつか音楽漫画がきっかけで音楽はじめてプロになる人がでてくるのでしょうかね~
今のところ、映画や漫画より、現場(イベント・クラブ)に足を運ぶとか、
ライブ映像を見るとか、ドキュメンタリーを見るとか、そういう形ですねぇ。
以上。
【→もっといろいろ読む】長らく「WEB拍手」を設置してきましたが、facebookの「いいね」を設置することにしました。
お褒めでも苦情でも、何でも受け付けているので今後もよろしくお願いします。
尚、「WEB拍手」の方も愛着があるので、
見栄えは悪いですがしばらくこのまま残しておこうと思っています。
今回はどーでしたか?面白かったり、何か一言あったら押してみてくださいな。
いつも「拍手」ありがとうです。けど、「WEB拍手」には返事が書けません。あくまで「拍手」、あしからず。
記事に対してのコメントは右のフォームよりお願いします。トップページのメニューには掲示板も用意してます。
(*「WEB拍手」は稼動してます)
ドラマは大好き。もう10回は見てるw
原作もおもしろいよ!!!
池袋ウエストゲートパーク 石田 衣良 | 少年計数機―池袋ウエストゲートパーク〈2〉 石田 衣良 | 骨音 池袋ウエストゲートパーク3 石田 衣良 | 電子の星 池袋ウエストゲートパークIV 石田 衣良 |
反自殺クラブ 池袋ウエストゲートパーク 5 石田 衣良 | 灰色のピーターパン―池袋ウエストゲートパーク〈6〉 石田 衣良 |
-
いちまつ
[1]2006.11.13.Mon @ 10:58 PM | [RES] -
ひぇ〜!!どうもありがとうございました!!
まさか鼻水垂らしながら書いた拍手コメント(本当に何も考えないで勢いで書いた)に、こんなに丁寧に応えていただくなんて思っていませんでした!(びっくり)作品たくさんありますね〜!
エミネムのは昔普段ヒップホップ聴かない友達も映画観てCD買っていたような…池袋ウェストゲートパークは好きでした!(その頃はまだテレビ観てた)
コメントは文字が残るので緊張します…(苦笑)
時間かかるかもだけどちょっとずつチェックしていきますね!
本当にどうもありがとうございました! -
omika
[3]2006.11.14.Tue @ 1:11 PM | [RES] -
>>1 いちまつさん
どうも、はじめましてー。
やっとコメントしてくれた!待ってましたよ。
「WEB拍手」じゃ返信出来ないから、こういう形を取ったんだけど、お気に召しました?>こんなに丁寧に応えていただくなんて思っていませんでした!
丁寧だと思ってもらえるのは嬉しいんですけど、本当はザッと並べただけなんですよ。
もう少しまとめて紹介出来ればいいんですけどねぇ。>コメントは文字が残るので緊張します
過去の記事でもバンバン書いちゃって構わないですからねw
>>2 くみくみさん
どんも。昨日の放送も聴けたかな?
>二回ほどいったんですけど
続けましょうよw
くみくみさんの歳からやり続ければ、いい趣味になると思うよー。
最初はちょっと敷居が高いだろうけど、初心者コースはきっと乗り越えれます!
ちなみに、初心者コースなら、あたしもクリアできるよー。あたしのようなピックでも平気なので、後は慣れです。>まずはRIZEから観てみたいです!!
TUTAYAの準新作コーナーにあると思うよ。
あたしは次回、ジャマイカの映画を見て、レゲエ・ムービーの紹介をしたいでーす。みんな、メッセージありがとんです。