っていうか、現在人が観覧中。いらっさいませー。

怖い話

日記 | Comment : 0 | 2004.08.24.Tue @ 1:33 PM

ブログ、様々なネタを駆使して皆さん、お盛んですなぁ。
あたしのサイトなんて、そういうのを引用してばっかり…
個人的な記事を発信しないと読む気にならないよね…
でもでも、紹介したい「恐い話」。

もげきゃっち: 冬山の思い出


冬山の思い出
約五年ほど昔。
東北地方のある県のスキー場で住み込みで冬期バイトをしてました。

あたしは、特に寒気も恐怖もなく、淡々と読んじゃった…

小学生の頃までだよなぁ、恐い話をした夜はトイレに一人で行けないとかさ。

地元・K子と恐怖映画を見た時の話。
恐怖映画を見て、女らしく

「恐い恐い」

を連発しているので、

お前も所詮 女よのぉ

と憎々しく言い放った。それでいいのだ、悪趣味おみ子は恐がっている人を見て、ケタケタ笑いたいの。

「あのね、妹がさ…」


K子の妹は看護婦さん。以前に、入院患者が亡くなった時の話をしてくれたらしい。
何の症状なのか、そこらへんの細かい話がちゃんとわかると、この話もおもしろいんだろうが、まず書かせてみてくれ。

ある日、K子の妹が勤める病院で入院患者Aさんと言う老人が亡くなった。

A老人は”何か”の病気が原因で、日に日に迫る死期を病院で迎えようとしていた。
老人は高齢でアルツハイマーの症状もあり、病気の症状が重く歩行は出来ない状態であったという。
また、入院する直接の病状が影響していたわけではないだろう、その老人は入院時より体のあちこちを、異常なまでに痒がっていた。

「かゆ~い、かゆい。かゆ~い」

毎日、毎日、老人は体をかいていたという。
他の患者同様に、K子の妹たち看護婦はその老人の看護を。
言葉は悪いが、面倒をかける病人は印象に残るものだ。
特にK子の妹は何度も背中を拭き、痒がる部分をかいてあげたり、着替えをさせたりと、他の看護婦よりも接した時間は長かった。
それから数週間後、入院の原因である病気で老人Aさんは亡くなった。
K子の妹はその日非番だった。
彼女はその知らせを仲間のメールで知ることになった。
だが、それは悲しいことだが、K子の妹の中に大きく残らない。
医者や看護婦の世界は「死」というものが身近にある。K子の妹も一様にして同じだった。
その老人の死は日々の生活に紛れていく。
そして数日が過ぎた。
再び開いたベットに患者が入院してくる。
それをK子の妹達は看護する。
入院してきたのは50半ばの中年女性Bさん。手間のかからない穏やかな患者だった。

次の日、いつもの夜勤で深夜の看護にあたるK子妹。
静かな夜、手馴れた作業。何も問題は無かった。
そろそろ次の作業をと、手に取った整理途中のカルテや書類。
そんな時、入院したてのBさんからナースコールが入った。
何か用事だろうか、不安で眠れないのだろうか。
よくあることだ、K子の妹はこれもまた普段と変わらない行動を取る。
そして、病室へ。。。

K子妹
「どうなさったんですか、Bさん」
Bさん
「あ、看護婦さん。それが…」
K子妹
「えぇ」
Bさん
「さっきまで… …」
K子妹
「どうかされましたか?」
Bさん
「…… そのベットの横に…… おじいさんが… いた(?)んです… そこに…」
K子妹
「え… そんなはずはないですよ。安心してください」

やはり入院で不安なんだろうと、K子の妹は優しく、Bさんに話しかけた。
Bさんを落ち着かせるように、側でほんの少しの時間語りかけた。

K子妹
「じゃぁ、また何かあったら呼んでくださいね」

K子の妹がBさんから離れようとしたとき、Bさんの口から思いもしなかった言葉を聞く。

Bさん
「おじいさん、かゆい、かゆい、言ってました。かゆい、かゆいって…」

K子の妹は、つい最近の出来事だったが、日々の生活で埋もれた記憶を思い出した。
Aさんという老人の世話をしている時、常に耳にした言葉。「かゆ~い、かゆい…」

K子妹
「もぉ~、そんな事はないですよ。安心してくださいね。」

逃げるようにBさんの病室を出た。
Bさんを諭すように言った言葉は、自分に対して言った言葉だった。
そんなはずはない。Bさんはおじいさんを知らない。そんなはずはないのだと。

世の中には理解出来ない事が起こることがある。

どうだった?ちゃんと話になってるかしら?調子に乗って、会話まで(多少の着色はあるが)再現しました(笑)どれくらい「話」として、しっかりしてるんでしょ~~か。

「かゆ~い、かゆ~~い、言ってたんだってぇ~~」
あはは、お前が話すと笑えるぞ。ん?でも、想像してみると恐いな… ちょっと待て(イメージ中)、お、お、おぉ、結構恐いぞ、この話。実際にあった話なんだろ?ほんと?うそくせぇ~けど、恐い。
「本当らしいよ」
らしいって半端だなw そんな事あるのかなぁ。

「そんな事あるのかな」

↑これは、つまり、

「あったら恐いな」
「あるわけないさ」
「あるさ」
「いや、ないさ」
「霊なんていないさ」
「Bさんは見たんだぞ」
「妹の作り話だよ」
「このへそまがり!」
「お前こそ、このヘタレ!」
「何を!!」
「なんだよ!」
「やっちゃぞ!」
「ヘタレなんかに負けるかよ」
「もぉ~頭に来た、うりゃぁ~~」
「わぁ~~~」


とあたしの中で、平常心と恐怖心が戦ってるのでした(笑)

「えぇ~~ん、話したら、話した私が もっと恐くなっちゃったよぉ~~」……アホですか、恐いの駄目ならさ、話さなきゃ良かったでしょ…… もう、やめよう。
「だって… あぁ”~~~~~~」

【→もっといろいろ読む】




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