すんごく久しぶりに映画レビュー。
(映画は見てるんだけど、書くのが追いつかない…)
今回見てきたのは、公開中の「アイランド」、さて。
アイランド -The ISLANDー【監督】 マイケル・ベイ(パール・ハーバー、アルマゲドン)
【主演】 ユアン・アクレガー、スカーレット・ヨハンソン、ショーン・ビーン、スティーブ・ブシュミ【あらすじ】
海に浮かぶ緑豊かな島──憧れの地「アイランド」を目の前に、海へ引きずり込まれてしまういつもの悪夢。しかし、夢から覚めたリンカーンを待っていたのは、普段と変わらぬ1日だった。壁のスクリーンに映し出される健康アドバイス、管理の行き届いた食事、そして、女性用の住居棟で暮らすジョーダンとの心はずむ会話。大気汚染から救い出され、このコミュニティで暮らし始めて3年になる。安全で快適だけれど、退屈な日々。ここで暮らす人々の夢は、地上最後の楽園「アイランド」へ行くこと。
日々行われる抽選会が彼らの最大の関心事だ。しかし、リンカーンはある日、排気口から入ってきた一匹の蛾を発見して疑問を抱く──外の空気は汚染されているのではないのか?
そして施設内を探索するうちに恐るべき真実を目撃する。彼らは、保険契約を結んだクライアントに臓器を提供するためだけに”生産”されたクローンであり、「アイランド行き」とは、すなわち臓器摘出の死刑宣告だったのだ!
次の当選者に決まったのは、ジョーダン!二人は、生きるための脱出を試みる──!
二つの無垢な魂は、お互いが運命の相手であることにはまだ気付いてはいない。二人の行く先に真実の”アイランド”はあるのだろうか?【総評】 ★★☆☆☆
上のあらすじでかなりのネタバレしちゃってるのかと思ったら、
この映画、130分弱もお話が続くのね。
なもんで、あらすじはざっとこんなもんなんだろうけど、
あたしとしては、あらすじを知らないでいけばよかったなと、
よくあることだけど、改めて事前の情報いらね!と後悔(自分はネタバレするくせに)。
しかも、テレビ朝日「虎の門」にて、
あの井筒監督が酷評しているのを見てしまい、
監督の意見をうのみにしているわけじゃないのに、なぜか不安が…
“クローン”、あたしには全然身近な言葉じゃないけど、映画となれば別の話で。
昔からSFは見てるし、クローンって言葉だけだったら小学生から知ってるし。
SFでは珍しくもへったくれもない題材を、どーするんだろという映画の展開に期待していたので、
あらすじに書かれている「恐るべき真実」の辺りはふせて欲しかった。
これって何の映画なんだろなぁと思って見た方が絶対にいいと思う。
さて
ネタバレ注意の部分は後半戦です。
これからの人はぜひ映画を見てからコメントくださいな。
★二点の理由をまず。
一、
基本的にSFが好きなので、楽しめたんだけど、残るのは個人的な妄想ばかり。
まぁ、激怒の二点じゃなくて、疑問・不満を引いたら★二つになってしまっただけ。
だって、パール・ハーバーの監督よ?モリモリ入れてくるんだから、いろんなのをw
一、
スカーレット・ヨハンソン氏が素敵。
SFなんだけど、派手めなカーアクション。これ二つで一点。
スカーレット・ヨハンソン、いつのまに出てきたんだろって感じ。
ちょい役ばっかりだったと聞いたんだけど、
主演は「ロスト・イン・トランスレーション」だっけ?
あれはソフィア・コッポラの力による所が多いと思うけど、これから評価されてんもんね。
綺麗だけど、綺麗なだけで、特にすごいオーラ放ってるとかじゃない。
カーアクションは、結構ハラハラする。
自分、高い所でのアクションは、手のひらにびっしょり汗をかいちゃう人なので、
ビルの外壁アクションシーンもハラハラしたけど。
ジェットコースターは平気なのに、なんで映像だと駄目なんだろ。。。
そのシーンの後に出てきた「空中を飛ぶバイク」が無駄なような…。
なんでかっていうと、
ハイテクマシンな空飛ぶバイクで追跡してきた後に、現在でもよく見るヘリコプターが登場。
おいおい、ヘリなんかじゃなくて、空飛ぶバイクの団体で追いかけてくればいいじゃねーかよ。
なぜ、ヘリを?もしくは、もっとハイテクなヘリがあってもいいはずなんだ。
まぁ、それでも近未来のお話。
この映画に登場するハイテクカーに、
車・バイクが大好きなMy men MBはとっても興味津々だったみたいで、
その後飲みに行った店では、あぁ~だこぉ~だと言ってたっけ。
「でも普通の車も走ってる」
彼も、この映画の「近未来」にぎこちなさを感じていたみたい。
K子と反応したシーンはこれ。
「唇が素晴らしい」
クローン同士のセクースシーン、主人公が言う台詞なんだけど、「ぷぷ」と笑ってしまう。
性教育など教育を受けていないクローンならではの初衝動。
というか、セクースの快感を知ってしまい、
そのまま性交渉に没頭する!
そんな内容が少しあっても変じゃない。
中学生がサルのようにアレするようにさ。
まぁ、うちらがそんな会話をするなら、これだな。
唇の上に汗をかいている
「ビシ!」(ビンタ)
…
最後に。
気になるのは、クローンが施設から解放されて、今後はどう生きていくのかって事。
クローンはクローン、悲しい事だけど人間ではない。
人権や保障など何もない世界で、どう生きていこうというんだろ。
あたしは、主人公とヒロインがクローン施設で、クローン達共にと爆死するんじゃないかと思ってた。
このまま生きていても… そんな事は考えないよなぁ、自分達も他の人も同じなんだもん。
なもんで、「ロード オブ ザ リング」でナイトだったショーン・ビーンを倒し、
主人公はまんまと仲間を助けだしてしまう。
さて、ここでエンディングで物語は終了だけど、ここからが問題なんだわ。
主人公は自分の存在を知り、受け入れ、もっと意欲的になって行く、と察する事が出来るけど、
他のクローン達は、いきなり現実を知って戸惑ったり絶望したり、
中には世界に向けて暴挙に出たりする奴も出たりするんだと思う。
作中でも語られるように、主人公より世代が前のクローンになると、
知能的には劣る世代がいるみたいだし。
知能もそうだけど、寿命の事も考えてみた。
ストーリーの年代は2019年だったか、ものすごく近い未来の話と考えると
クローン技術は臓器製造目的でのクローン産業に留まっているので
施設から出たクローン達は人間ほど長生きが出来ないと思う。
「人間的な生活がないと、臓器が持たない」みたいな発言も出ていたし。
かなりもろい生命体なんだな。
また、クローン達はリーダーを作り、コミュニティから国家的な創造をしていくかもしれない。
そうなると、うっとおしいのは人間達の方で、結局は人間対クローンの戦争に発展する。
「アイアンド」の続編は「クローン戦争」かも、と勝手な妄想をしてみた。
と、まぁ、最後は妄想してみたけれど、
クローンを扱えるのは巨大な資金と科学力を持った国になり、
それを買えるのはブルジョア層だけになる。
庶民レベルでクローンの話が出来る世界なんてのは、あたしが生きているうちに実現しない。
金持ちや一部の権力者が世界を牛耳ってるのは知れた事で、
この映画のクローンを見てると、なんか切なくなるなぁ。
っていうか、スポーツ選手がクローン移植で選手生命を続けるなんてのはドーピングだろ、それw
なんだかんぁ、ユアン・マクレガーといえば、「トレイン・スポッティング」。
最近の方はオビ・ワン・ケノービとか言いそうだけど。
あたしには、彼が「24
*1
」のジャック・バウワー役・キーファー・サザーランドに見えて仕方が無かった。
「僕の名前はジャック・バウワー」
言いそうで、言いそうで。
一緒に行った面々には、「似てないよ」と言われてたけどw。
以上。
追記: (2006.02.03 17:06)
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